auは3月21日より、シャープ製5Gスマートフォン「AQUOS sense7 SHG10」をAndroid 14に更新するOSアップデートの配信を開始した。
Android 14へのOSバージョンアップにともなう各種アップデートが行われ、セキュリティパッチレベルが2024年1月となる。セキュリティアップデートの細かい内容は「Androidのセキュリティに関する公開情報 - 2024年1月」を参照のこと。
アップデートファイルサイズは約1.3GBで、更新時間は約45分。更新後のソフトウェアバージョン(ビルド番号)は「03.00.01」となる。
Android 14へのアップデートにより、以下のような機能が利用できるようになる。
ロック画面/ホーム画面
ロック画面の時計のフォントと色が変更できるようになる。フォントは「設定」→「壁紙とスタイル」→「ロック」で切り替えられる。色はさらに「時計の色とサイズ」→「色」から選択できる。
ロック画面のショートカットとして、カメラやライトのほか、マナーモード(ミュート)やビデオカメラなどを設定できる。「設定」→「壁紙とスタイル」→「ロック」→「ショートカット」から設定できる。
ロック画面の通知はアイコンに最小化され、壁紙をしっかり見られるようになる。設定は「設定」→「ディスプレイ」→「ロック画面」→「通知のアイコンのみ表示」で行う。
またロックを解除することなく、ロック画面からボタンの長押しでスタイルを変更できる。
アプリアイコンのカスタマイズ
アプリアイコンの形状を5種類から選択できる。「設定」→「壁紙とスタイル」→「ホーム」→「アプリアイコンの形」で設定する。
最近の写真の壁紙表示
直近に撮影した写真から魅力的な場面を自動選択し、ロック画面/ホーム画面の壁紙として表示できる。初期状態ではオフになっており、「設定」→「AQUOSトリック」→「ロック・ホームフォトシャッフル」→「最近の写真からおすすめ」をオンにするとこの機能が利用できる。
UIの改善
設定項目がグループ分けされ、見つけやすくなる。
また、USBケーブルを挿した際の設定をポップアップから行い、表示中のアプリ・画面は維持されるようになる。
画面下に表示される3ボタンナビゲーションのうち、「戻る」と「アプリ仕様履歴」を入れ替えられるようになる。「設定」→「システム」→「ジェスチャー」→「ナビゲーション モード」→「ボタンの並び順を変更するには」で設定する。
画面の隅を長押しして呼び出すスクリーンショット機能「Clip Now」において、指を離さずにそのまま「×」ボタンに移動させてキャンセルができるようになる。「Clip Now」の設定は、「設定」→「AQUOSトリック」→「Clip Now」で行える。
カメラ操作
カメラ操作は、片手での操作をやりやすくする機能が追加される。
フローティングシャッター機能で、移動可能なシャッターボタンが追加される。初期状態では無効になっており、「カメラ」→「設定」→「写真」→「フローティングシャッター」をオンにすると機能を利用できる。
ファインダー画面では、左右フリックで撮影モードの切り替え、上下フリックでアウトカメラとインカメラの切り替えができるようになる。
ジュニアモード
子供でも使いやすいジュニアモードのUIが追加される。ホーム画面には、子供がよく使うアプリを初期配置し、電話・SMSがすぐできる楽ともリンクを配置した画面を設定できる。
かんたんモードの改善
シニア向けの「かんたんモード」では、白系統の背景と太文字表示で文字を見やすくできるようになる。
「楽ともリンク」のUI改善
ジュニアモードやかんたんモードの機能で、電話/SMSをすぐにできる「楽ともリンク」がより見やすいUIになる。
操作感の改善
1/1000秒単位のチューニングで、スクロール表示の追従性を改善している。
最新のセキュリティとプライバシーに対応
設定の「セキュリティ」と「プライバシー」が統合されて「セキュリティとプライバシー」となり、リスクがある場合に修正を提案してくれるなど、最新のセキュリティとプライバシーに対応する。