「VALORANT」や「Counter Strike 2」の戦績を上げられる機能として、FPSプレイヤーの注目を集めるキースイッチ機能「ラピッドトリガー(Rapid Trigger)」。ゲーミングキーボード「Wooting 60HE」で、ラピッドトリガー採用のトレンドを作ったオランダのWootingが、待望の新製品「Wooting 80HE」のファウンダーズ・キャンペーンによる予約販売を開始した。「ラッピースナッピー(Rappy Snappy)」という新たなキースイッチ機能を備える。

価格は、組み立て済みPCR ABSの基本モデルが199.99ドル、亜鉛合金のプレミアムモデルが289.99ドル(トラベルケース付き)となっている。7月中旬の出荷開始を予定しており、ファウンダーズ・キャンペーン期間中に予約すると、スイッチパック、ユニークなDiscordロール、Wooting 80HEのWebページで名前紹介といった特典を得られる。

Wooting 80HEは、60HEと同じ低遅延のアナログキーボードで、60HEが60%レイアウトであるのに対し、80HEは80%レイアウトで、F行、矢印、Delete、Page Up/Page Down、Insert、Pause、プリントスクリーンなどのキーを備えている。

PCBAとスイッチプレートをシリコン・ガスケットで一体化したガスケットマウントにより、打鍵の衝撃とノイズを吸収するソフトな感触を実現している。キーキャップはダブルショットPBT(ダイサブPBTとABSのオプションあり)。スイッチは「Lekker L60 V2」で、初期押下圧が40cN、総合押下圧は60cN。アクチュエーションレンジは0.1〜4.0mm、リセットレンジは0.1〜4.0mmとなっている。ストローク耐久性は約1億回だ。

Wooting 60HEと同様、キーごとにアクチュエーションポイントを0.1〜4.0mmの間で0.1mm単位で設定することが可能。アクチュエーションポイントとは異なるリセットポイントを設定することで、高速なオン/オフを可能にするラピッドトリガー機能も備えている。

強化点としては、ポーリングレートが8,000Hzに向上しており、入力レイテンシが0.125msまで短縮された。そしてラッピースナッピーだ。これは選択した2つ以上のキーをモニターしながら押下げを比べ、より深く押されているキーをアクティブにする。一方のキーを戻すタイミングで即座にもう一方をアクティブにすることができるため、ラピッドトリガーと組み合わせて、特定のキーのさらに高速なオン/オフが可能になる。これにより、(カウンター)ストレーフィングやバニーホップ、ブロック/パリーの操作を向上させられるという。ラピッドトリガーに続いてラッピースナッピーもFPSのゲームプレイにインパクトをもたらすか、その効果に関心が集まっている。