日立グローバルライフソリューションズ(以下、日立)は2022年に「高機能な紙パック式コードレススティッククリーナー」を発売。ブームの先駆けとなりました。そんな日立が東京有楽町の体験型ストア「b8ta Tokyo - Yurakucho」(以下、b8ta)にて、掃除機とスマートフォンを融合させたコンセプト展示「AR おそうじ」をスタート。掃除をゲームのように楽しめるという「AR おそうじ」、その楽しさと実用性を体験してきました。

  • 3月12日まで「AR おそうじ」のコンセプト展示を行う「b8ta Tokyo - Yurakucho」。有楽町での展示終了後は、3月15日~4月11日まで埼玉県越谷市にある「b8ta Koshigaya Laketown」にて展示予定

    3月12日まで「AR おそうじ」のコンセプト展示を行う「b8ta Tokyo - Yurakucho」。有楽町での展示終了後は、3月15日~4月11日まで埼玉県越谷市にある「b8ta Koshigaya Laketown」にて展示予定

  • 掃除機がゲームに?

まずはスマートフォンを掃除機にセット

b8taに入ると、入口側の窓際に2カ所の「AR おそうじ」展示エリアがあります。展示エリアのキャビネットには「AR おそうじ」アプリが入ったスマートフォンと、体験方法を説明したタブレットを配置。棚の横には、体験用の掃除機として日立の「パワーブーストサイクロン PV-BH900SL」がおいてありました。PV-BH900SLは、再生プラスチックを40%以上使用した日立の環境配慮型の掃除機です。

  • 意外とこじんまりした「AR おそうじ」の展示エリア。キャビネットの上には体験方法の説明用のタブレットと、掃除機にセットするためのスマートフォン。キャビネット右には体験で使用する掃除機がおいてあります。左にあるのは日立の家具みたいな冷蔵庫「Chiiil

  • 体験用の「パワーブーストサイクロン PV-BH900SL」。掃除機本体にスマホを取り付けます

  • タブレットで「AR おそうじ」の遊び方を説明してくれます。何をするのかわかって安心

スマートフォンをホルダーにセットして掃除機に取り付けたら、「AR おそうじ」がスタートします。筆者は「スマートフォンを取り付けた掃除機」をはじめて見ましたが、意外と違和感のない見た目です。照準器を装着したライフルみたいでむしろカッコイイ気さえします。「AR おそうじ」はあくまでも実用以前のコンセプト展示なのですが、デザインだけならこのまま製品化してもおかしくない印象でした。

  • 専用ホルダーにスマートフォンをセットし、掃除機本体に取り付けたら準備完了

  • スマートフォンをセットした全体の見た目はこの通り。ホルダーの色と掃除機の色が合っているからか、しっくりきます

掃除した床面を可視化して「どんぐり」を集めよう!

「AR おそうじ」をスタートしたら、アプリで床にあるQRコードを撮影します。このQRコードによって、アプリが掃除機の現在位置を認識する仕組み。アプリが自分の現在位置を認識したらゲームが始まり。「3、2、1」のカウントダウンとともに画面が切り替わります。

続く画面では、あらかじめ登録してある「掃除エリア」のミニマップを画面右上に表示。掃除機をかけると、ミニマップの掃除したエリアが紫色に塗りつぶされていきます。エリア全体をキレイに塗りつぶせばゲームクリア。掃除をするとポイント(どんぐり)が少しずつ溜まるほか、たまに出てくる「ホコリ」キャラクターを吸い込むことでボーナスポイントを入手できます。ホコリのキャラクターはランダムで登場し、実際の床の汚さと連動したものではありません。

  • 掃除中の画面。ミニマップだけではなく、掃除機のヘッドを撮影しているメイン画面も「掃除したエリア」が紫色に表示されています。ランダムにボーナスポイント用のホコリ(ゴミ?)キャラクターも出現

  • 掃除中にスマートフォンの操作もしやすかったです

  • 自分が掃除した場所だけわかればよいという場合は、ミニマップを拡大して表示させることも

画面右上のミニマップだけではなく、スマートフォンのカメラで撮影した実際の床映像も、掃除済みエリアが紫色に変わります。ここが「AR」である点。実際の映像の色が変わるため、まるで床をペンキで塗りつぶすゲームをしているような感覚です。今回はコンセプト展示ということで、実際に掃除できるエリアは狭いのですが、自分の家などもっと広いて複雑なエリアでプレイしたいと思わせられました。

【動画】日立「AR おそうじ」体験(音声が流れます。ご注意ください)

最後は、自分が実際に掃除したエリア、取得したポイント、倒したキャラクターの数などを表示。掃除したエリアの割合にあわせて「Great!」などの評価が付きます。

  • 最後の評価画面。なんだか達成感があります

楽しいだけじゃない、意外と実用性もありそう

「AR おそうじ」はコンセプト展示のため、将来的に実用化されるかどうかは未定です。とはいえ体験してみると、掃除された部屋が視覚化される気持ち良さと達成感はなかなかのもの。ぜひ製品化を実現してほしいと思います。

実用的な一面もあります。たとえば、掃除が苦手な家族も、このアプリがあれば楽しんで掃除をしてくれるかもしれません。毎日掃除をしている人にとっては「スマートフォンをセットしてアプリを起動する」という作業は面倒ですが、月に一回アプリを利用して「自分はこの場所の掃除を忘れがち」など、掃除のクセをチェックできるメリットもありそう。現在、プレミアム電動歯ブラシの一部が備える「口の中のどこを磨いたか」を認識する機能のように、近い将来は掃除機にもこういった機能が当たり前のように搭載されるかもしれませんね。

  • ゲーム開始時はプレイヤーを選ぶ画面も。プレイヤーごとにポイントを溜められるので、家族同士でポイントを競うのもよさそう

  • ゲームはリスのキャラクターが、ホコリ(ゴミ??)を倒しながら「どんぐり」を集めるというわかりやすい内容。b8ta店内には「AR おそうじ」のコンセプトフィギュアも展示されていました。掃除を体験した後にみるとリスが戦友のように見えて、かわいさ増し増し。この子を買って帰りたい!