NTTドコモとチカクは3月8日、ほどよい距離感を保てる“デジタル近居”サービス「ちかく」を2024年4月中旬以降に提供開始すると発表した。

  • “デジタル近居”サービス「ちかく」

    “デジタル近居”サービス「ちかく」

「ちかく」は、SIMを内蔵するカメラ搭載端末を介して、離れて暮らす親の状況をスマホで確認し、必要であればテレビ電話で話すこともできる見守りサービス。親の側の「監視されているようで嫌」「自分にはまだ早い」といった拒否感を考慮し、ほどよい距離感を保つことができるサービスとして開発を行ったという。

  • 「ちかく」で利用できる機能

    「ちかく」で利用できる機能

親側に設置する端末はカメラを内蔵しているものの、ネットワークカメラのように常時映像を送信するわけではなく、通常行うのは在室状況の共有だけ。一定のプライバシーを確保できる。

端末はHDMIケーブルで自宅のテレビなどに接続でき、その状態では見守り側のスマートフォンとの間でテレビ電話が可能だ。親側の端末では複雑な操作は求められないため、IT機器の操作に不慣れな高齢者でも使える製品となっている。

  • 端末 前面側
  • 端末 背面側
  • 親側(=見守られる側)に設置する端末。前面の黒い部分にカメラが内蔵されており、在室の有無を判定する。背面には電源ケーブル接続のほか、HDMI/USBポートが配置されている

ネットワークへの接続は内蔵SIMを介してモバイル回線で行われるため、複雑な設定は不要。見守り側のスマートフォンとの連携設定は必要となるが、その設定をあらかじめ見守り側で行っておけば、親側では電源の接続とテレビの接続を行うだけで利用できる。なお、連携できる見守り側のスマートフォンはサービス開始時点では1台に限られるが、要望があれば複数のスマートフォンからの見守りができる機能を追加することも検討したいとのことだった。

  • 在室状況の確認

    親が端末のある部屋に在室していると、それを見守り側のスマートフォンで確認できる

  • 画面イメージ

    利用中の画面イメージ。左から在室時/不在時/あんしんモード(後述)の画面だ

アプリ上で「あんしんモード」を有効にすると、在室状況の識別に基づき、起床/就寝時刻や睡眠時間、在室履歴といった情報を推定・記録し、見守り側のスマートフォンから確認することが可能。あらかじめ時間を設定しておいてその時間までに起床が確認できなかった際に通知をさせたり、なんらかの理由で異変を感じた際に見守り側のスマートフォンからの操作でテレビ電話をつなげたり声がけをしたりする機能も無料で利用できる。

  • 「あんしんモード」の内容

    「あんしんモード」の内容。親の承諾をとったうえで利用するべき機能だ

  • テレビ通話

    見守り側のスマートフォンとの間でテレビ電話を行える

  • リモコン

    親側の端末を操作するリモコン。設定やテレビ電話をかける際などに使うことになるが、利用場面はそれほど多くないようだ

  • 見守り側の画面

    見守り側のスマートフォンでは、起床確認の通知時刻を設定したり、安否確認のためのテレビ電話をかけたり、生活ログを確認したりすることができる

  • サービス概要

    サービス概要

前述のとおり、サービスの提供開始は2024年4月中旬以降を予定。端末の販売価格は3万円台、サービスの月額料金は1,980円を予定している。

なお両社では、このサービスを体験できるイベントの開催を以下の日程で予定している。体験イベントでアンケートに回答すると日用品をプレゼント、会場で端末の購入予約をすると3,300円オフで端末を購入できるクーポンをプレゼントするという。

  • 2024年3月9日、10日:千葉県 イオンタウン成田冨里
  • 2024年3月16日、17日:神奈川県 イオンモール大和