Lexarブランドが日本に再進出。パシフィコ横浜で開催中のカメラと写真・映像のイベント「CP+2024」(会期:2月22日~25日)に出展し、2024年中に発売予定のものを含めてさまざまな製品を展示している。

  • レキサー、日本に再進出。タフなUHS-II対応SDカードやプロ向けCFexpressなど発売へ

主な出展内容は、耐衝撃/防塵/防水「ARMORシリーズ」のメモリーカード/ポータブルSSDや、第3四半期に発売を予定しているCFexpress 4.0対応のType Aカードをはじめとする“大容量高性能シリーズ”など。詳細は以下の通り。

耐衝撃/防塵/防水ARMORシリーズ(近日発売)

ARMORシリーズは、IP68/IP66準拠のクラス最高の防水/防塵性能を備えた高耐久モデル。データの安全性を最大限に確保し、プロフェッショナル使用における過酷な撮影環境に対応するとしている。

SDXCカードシリーズはすべて5m落下、リード280MB/sの高性能を達成。ポータブルSSDは3m落下の耐衝撃性を備えるほか、シーケンシャルリード/ライトともに2,000MB/sとクラス最速の性能を追求している。

  • ARMOR GOLD SDXC UHS-II
    リード280MB/s、ライト210MB/s、IP68、5m耐落下
  • ARMOR SILVER SDXC UHS-II
    リード280MB/s、ライト160MB/s、IP68、5m耐落下
  • ARMOR 700 USB 3.2 Gen2x2 ポータブル SSD
    リード・ライト2,000MB/s、IP66、3m耐落下

大容量高性能シリーズ(第3四半期発売)

Professional CFexpressシリーズはPCIe Gen 4技術を採用し、最大でシーケンシャルリード3,600MB/s、シーケンシャルライト3,300MB/sを達成(Professional CFexpress Type B DIAMONDの場合)。プロユースにおける大量の写真や、長時間8K動画の記録・転送に適するとしている。

SILVER PLUS SDXC/microSDXCカードはLexar独自開発の技術を採用し、SD 3.0規格の上限である104MB/sを上回るリード205MB/s、ライト150MB/sを実現したという。

  • Professional CFexpress Type B Gen 4.0 DIAMOND 1TB
    リード3,600MB/s、ライト3,300MB/s
  • Professional CFexpress Type B GOLD 4TB
    リード1,900MB/s、ライト1,500MB/s
  • Professional CFexpress Type A GOLD Gen 4.0 1TB
    リード1,800MB/s、ライト1,650MB/s
  • Professional SILVER PLUS SDXC/microSDXC UHS-I 1TB
    リード205MB/s、ライト150MB/s

大容量高性能シリーズ(近日発売)

高速転送規格USB 3.2 Gen2x2に対応したポータブルSSD「SL500 USB 3.2 Gen2x2」を近日発売。シーケンシャルリード2,000MB/s、シーケンシャルライト1,800MB/sの転送速度により、大容量データの保存や受け渡しに適するという。

大容量高性能シリーズ(発売中)

UHS-II規格に準拠し、最大リード速度280MB/sを実現した容量1TBのSDXCカード「Professionalシリーズ」を発売中。また、ハイエンドのドローンやハイスペックなゲーム機向けとして、同じく最大リード速度280MB/sの256GB microSDXCカードも発売済み。

  • Professional 1800x SDXC UHS-II GOLD 1TB
    リード280MB/s、ライト205MB/s
  • Professional SILVER PRO SDXC UHS-II 1TB
    リード280MB/s、ライト160MB/s
  • Professional GOLD microSDXC UHS-II 256GB
    リード280MB/s、ライト180MB/s

Lexar Media(レキサー・メディア)は、米Cirrus Logicから独立するかたちで1996年に設立。2006年には、米Micron Technology(マイクロン テクノロジー)の買収によって同社の傘下に入り、メモリーカードやカードリーダー、USBメモリなどの製品を市場投入してきた。

2017年、MicronはLexarブランドのリムーバブルメディア事業から撤退することを発表し、同年に中国で一般消費者向けのストレージ製品を手がけるShenzhen Longsys Electronics(シェンチェン ロンシス エレクトロニクス、1999年設立)が同ブランドを買収。以後ロンシスがLexarブランドを所有しており、リムーバブルメディアや内蔵SSD、PC用メモリなどを全世界で展開している。ロンシス傘下になって以降、国内では磁気研究所加賀ソルネットがレキサー製品を取り扱ってきた。