米AMDでChief Architect of Gaming Solutions & Marketingを務めるFrank Azor氏はX(旧Twitter)上で、「AMD Anti-Lag+」機能の再有効化に向けて取り組みを進めていると明らかにした。

  • AMDはAnti-Lag+の再有効化に取り組んでいる - 急に有効化されて混乱があった新機能

AMD Anti-Lag+機能は、描画における遅延を低減してより高速な応答を実現する新機能。Radeon向けに『Counter-Strike 2』対応ドライバとして公開されたタイミングで間が悪く有効化され、ゲームのdllファイルを迂回してドライバ側で動作したために不正行為として検出される事態が発生。以降のバージョンでは標準で無効化されており、混乱は沈静化している。

今回、3カ月の無効化期間を経て復活する予定が明らかにされたという流れ。今のところ前のようにドライバ側で有効化されるのか、FSR 3のようにゲーム側での対応とされるのは不明だが、また利用できるようになるようだ。

ちなみにいまHYPR-RX機能に内包されているのは「AMD Anti-Lag」のほうで、“+”がついてないもの。AMD Anti-Lag+よりもベーシックな機能ながら、AFMF機能によるフレーム生成利用時に増加する遅延の低減にも役立てられている。