商船三井さんふらわあは2月6日、大阪志布志航路で運航中の「さんふらわあ さつま」において、衛星ブロードバンド「Starlink」を活用した旅客向け通信サービスのトライアルを開始した。
既存の船内通信サービス「SSQ(SunFlower Smart QUEST)」のバックボーン回線をStarlink Businessに入れ替える形で、2月6日出港便から3月31日出港便(予定)までトライアルを実施する。
商船三井グループでは2023年から、船員の労働環境改善や安全運航の強化を目的に、クルーズ船・フェリー・内航RORO船の乗組員向けにStarlinkを試験導入している。その結果を踏まえ、今回は一般の乗船客に対してもStarlinkを用いた通信サービスの提供をテストする。長距離フェリーにおいて一般客にStarlink回線を開放するのは業界初の試みだという。