X/Twitterアカウントを削除できない原因

X/Twitterで昔のアカウントを消したいけど、エラーメッセージが表示される……。不要になったX/Twitterアカウントを削除できない場合は、おもに下記の原因が考えられます。もっとも多いのはパスワードの入力に関わるトラブルでしょう。この記事では各原因に応じた対処法を説明します。

  • アカウント削除の手順がわからない
  • パスワードの入力を誤った
  • パスワードを忘れた
  • パスワードをリセットできない
  • アカウントが凍結されている
  • アカウントの所有者が亡くなった

エラーメッセージが表示される原因

X/Twitterアカウントを削除する際にエラーメッセージが表示される原因は、パスワードの入力に問題があるか、アカウントが凍結されているかのいずれかです。「問題が発生しました。やりなおしてください」と表示されるのは、アカウントが凍結されている場合です。

  • X/Twitterアカウント削除、パスワードのエラーメッセージ

    パスワードの入力に問題がある場合のエラーメッセージです

  • X/Twitterアカウント削除、凍結アカウントのエラーメッセージ

    アカウントが凍結されている場合のエラーメッセージです

それら以外の原因でエラーが出る場合は、X/Twitterに不具合や障害が発生しているかもしれません。「Twitter 不具合」などの検索キーワードで情報を集めて、復旧を待ってからアカウント削除に再トライしましょう。

アカウント削除の手順がわからない場合の対処法

X/Twitterアカウントの削除手順を再確認しましょう。ログアウトしただけ、アプリを削除しただけでは、アカウントを削除できません。

X/Twitterアカウント削除方法

  1. X/Twitterのメニューを開き、「設定とサポート」→「設定とプライバシー」の順に進みます
  2. 「アカウント」→「アカウントを停止する」あるいは「アカウント削除」の順に進みます
  3. 赤字で書かれた「アカウント削除」をタップ(クリック)します
  4. アカウントのパスワードを入力して、「アカウント削除」をタップ(クリック)します
  • X/Twitterアカウントの削除手順-1

    X/Twitterアカウントの削除は「設定とプライバシー」から進めます。次の画面で「アカウント」をタップします

  • X/Twitterアカウントの削除手順-2

    iPhoneでは「アカウントを停止する」、Androidでは「アカウント削除」に進みます。詳しい手順は下記の関連記事を参照してください

【関連記事】
X/Twitterのアカウント削除方法 - 退会・垢消しするには

パスワードの入力を誤った場合の対処法

パスワードが違うというエラーメッセージが出る場合は、正しく入力したか再度確認しましょう。たとえば、アルファベットの大文字と小文字を打ち間違えていないでしょうか? PCではキーボードの「Caps Lock」キーがオンになっていると、すべて大文字で入力されてしまいます。

パスワードを自動入力してエラーが出るなら、手動で入力し直してみましょう。スマホやブラウザのパスワード保存機能では、古いパスワードのまま更新されていない場合や別のパスワードに上書きされている場合も考えられます。

  • X/Twitterアカウント削除、パスワードの入力

    X/Twitterアカウントを削除する際にはパスワードの入力を要求されます

  • X/Twitterアカウント削除、パスワード入力を誤った場合

    パスワードが合っていない場合はエラーメッセージが表示されます

パスワードを忘れた場合の対処法

X/Twitterアカウントのパスワードを忘れた場合、あるいはパスワードが合っているはずなのにエラーが表示される場合は、パスワードをリセット(再設定)して、新しいパスワードに変更しましょう。

  • X/Twitterアカウントを削除できない、パスワードを忘れた場合の対処法-1

    【1】次のリンクからX/Twitterの「パスワードリセット」ページを開き、メールアドレス、電話番号、ユーザー名のいずれかを入力して、「次へ」をタップします

  • X/Twitterアカウントを削除できない、パスワードを忘れた場合の対処法-2

    【2】画面の指示にしたがって、メールアドレス、電話番号、ユーザー名のいずれかを入力して、「次へ」をタップします

  • 【3】再度、メールアドレス、電話番号、ユーザー名いずれかの入力を求められます。アカウントに電話番号を登録していない場合は手順4に移行します

  • X/Twitterアカウントを削除できない、パスワードを忘れた場合の対処法-4

    【4】メール送信、携帯電話へのSMS送信のいずれかを選んで、確認コードを送ります

  • X/Twitterアカウントを削除できない、パスワードを忘れた場合の対処法-5

    【5】メールもしくはSMSで受け取った確認コードを入力して、「次へ」をタップします

  • X/Twitterアカウントを削除できない、パスワードを忘れた場合の対処法-6

    【6】新しいパスワードを入力して、「パスワードを変更」をタップします

  • X/Twitterアカウントを削除できない、パスワードを忘れた場合の対処法-7

    【7】パスワードを変更した理由を選んで、「次へ」をタップすると完了です

【関連記事】
Twitterのパスワードをリセットする方法

メールアドレスや電話番号が無効な場合の対処法

X/Twitterアカウントに登録しているメールアドレスや電話番号が利用できない場合や不明な場合は、通常の手順でパスワードをリセット(再設定)できません。下記の関連記事を参考に、iPhone(iOS)やAndroid、Chromeなどのパスワード保存機能にログイン情報が残っていないか確認してみましょう。

【関連記事】
Twitterのパスワードを確認する方法

アカウントが凍結されている場合の対処法

凍結されたX/Twitterアカウントを削除しようとすると、パスワード入力後に「問題が発生しました。やりなおしてください」というエラーメッセージが表示されます。この場合は、アカウントの凍結を解除するための「異議申し立て」を行うことが先決です。X公式ヘルプの「凍結されたアカウントを停止する方法」では次のように説明されています。

凍結されたアカウントを停止するには、まず異議申し立てをする必要があります。すでに異議申し立てを行っていて、なおかつ凍結されたアカウントを停止する必要がある場合には、こちらからリクエストを送信してください。

凍結されたアカウントの「異議申し立て」をする方法は次の通りです。

  • 凍結されたX/Twitterアカウントを削除する方法-1

    【1】凍結されたアカウントでブラウザ版X/Twitterにログインして「異議申し立てを送信」をタップするか、次のリンクから「異議申し立てフォーム」を開きます

  • 凍結されたX/Twitterアカウントを削除する方法-2
  • 凍結されたX/Twitterアカウントを削除する方法-2b
  • 【2】異議申し立てフォームが表示されたら、「問題の詳細」欄に異議申し立て文を記入して「送信」をタップします。とくに申告したい内容がなければ、下記の例文をコピーして使うといいでしょう

【例文】
X/Twitterルールに違反していないアカウントの凍結解除を依頼します。今後、このアカウントを使用する予定はなく、凍結解除後すぐにアカウントを削除します。

  • 凍結されたX/Twitterアカウントを削除する方法-3

    【3】X/Twitterのサポートから、登録しているメールアドレスが有効か確認するメールが届きます

  • 凍結されたX/Twitterアカウントを削除する方法-4

    【4】メールアドレスが有効であること、凍結解除を希望する旨を記してメールを返信します

  • 凍結されたX/Twitterアカウントを削除する方法-5

    【5】返信後少し待つと(今回の検証では約40分後)、リクエストフォームの一覧が届くので、「アカウントを削除したい」と書かれた項目をタップします

  • 【6 参考】今回検証したケースでは、手順2と同じ異議申し立てフォームに誘導されたので、異議申し立文て文を再度送信しました

  • 凍結されたX/Twitterアカウントを削除する方法-7

    【7】フォームを再送信して少し待つと(今回の検証では約40分後)、アカウントの凍結が解除されたことを伝えるメールが届きました

  • 凍結されたX/Twitterアカウントを削除する方法-8

    【8】凍結が解除されたアカウントでX/Twitterのメニューを開き、「設定とプライバシー」から通常のアカウント削除手順を行います

【関連記事】
Twitterアカウントの凍結を解除する方法 - 異議申し立ての例文付き

凍結されたアカウントが英語で表示された場合の対処法

凍結されたアカウントでブラウザ版X/Twitterにログインして、画面が英語表示になった場合は、下記の手順で日本語表示に戻すことができます。

  • 凍結され、英語表示になったX/Twitterアカウントを削除する方法-1

    【1】「Your account is suspended」という見出しの説明文にある「submit an appeal」をタップするか、次のリンクから「異議申し立てフォーム」を開きます

  • 凍結され、英語表示になったX/Twitterアカウントを削除する方法-2

    【2】英語の異議申し立てフォームが表示された場合は、画面を一番下までスクロールして「English」の部分をタップし、「日本語」に変更します

故人のアカウントを削除する場合の対処法

亡くなった人のX/Twitterアカウントを削除するにあたって、パスワードなどのログイン情報がわからない場合は、X公式ヘルプの「アカウントへのアクセス」に関するフォームから申請します。申請が受理された後、自分の身分証明書や故人の死亡証明書のコピーを送るようX/Twitterのサポートから連絡がきます。

  • 故人のX/Twitterアカウントを削除する方法-3

    【3】「アカウント所有者が亡くなられた場合」を選択して、氏名やメールアドレスなどの必須項目を入力します

  • 故人のX/Twitterアカウントを削除する方法-4

    【4】故人との関係を選び、アカウントのユーザー名、所有者の氏名を入力して「送信」をタップします

どうしてもアカウント削除できない場合の対処法

ここまで説明した方法を試してもX/Twitterアカウントを削除できない場合は、解決が難しいかもしれません。前述した「アカウントへのアクセス」に関するフォームには、「アカウント所有者自身での対応が難しい場合」という選択肢があります。これは病気や事故など不測の事態に向けて用意されたものです。

パスワードを忘れた場合やメールアドレスが使えない場合、アカウントが凍結された場合に「アカウント所有者自身での対応が難しい場合」をチェックしても自分がアカウント所有者であること、もしくは正式な代理人であることを証明できなければ、「アカウント所有者であることが確認できないため、代わりに削除できません」と却下されてしまいます。

  • X/Twitterアカウントのメールアドレスや電話番号が無効、不明な場合-1

    【1】X公式ヘルプの「アカウントへのアクセス」に関するフォームから、「登録したメールアドレスにアクセスできません」と助けを求めましたが……

  • X/Twitterアカウントのメールアドレスや電話番号が無効、不明な場合-2

    【2】自分がアカウント所有者であることを客観的に証明できなければ対応してもらえません

6カ月以上放置して「休眠アカウント」とみなされると削除されるかも

どうしてもアカウントを削除できない場合は、ログアウトして6カ月以上放置すれば「休眠アカウント」とみなされて、Xの運営によって削除される可能性があります。X公式ヘルプの「運営の痕跡がないアカウントに関するポリシーには次の記載があります。

アカウントをアクティブな状態に保つには、少なくとも6か月ごとにログインするようにしてください。アクティブでない期間が長期にわたると、アカウントが恒久的に削除される場合があります。

アカウントを長期間放置すると、乗っ取られることが心配です。アカウントの乗っ取りを防ぐため、事前に以下の対処をしてからログアウトすることをおすすめします。

  • アカウントを非公開(鍵垢)にする
  • 過去の投稿(ポスト、ツイート)をすべて削除する
  • フォロー、フォロワーをすべて解除する
  • アカウント名とユーザー名を変更する
  • パスワードを変更する
  • 電話番号を削除する
  • 登録したメールアドレスを変更する