一般社団法人日本テレワーク協会は1月5日、2023年度の「テレワーク川柳」の審査結果を公開した。大賞である会長賞には「テレワーク やめたわが社に さようなら」が選ばれた。これがネットで「わかりみ」「あたしの離職の理由のひとつ」などと話題になっている。

  • 2023年度「テレワーク川柳」、大賞は「テレワーク やめたわが社に さようなら」 - ネット「わかりみ」

    2023年度「テレワーク川柳」の審査結果が発表

「テレワーク川柳」は、テレワークという働き方に広く親しみを持ってもらうことを目的としたもの。2017年から毎年開催しており、本年度は3,918句の応募があったという。今年は家族や上司との関係をコミカルに表現している句や、今年大リーグで流行した○刀流的な句、オフィス回帰による様々な感情や出来事を表現した句が多く見受けられたとのこと。

同協会の厳正なる審査の結果、テレワークが雇用に与える影響を表現した句、旧態依然の年代とのギャップを表現した句、ワーケーションを良く表現した句を優れた作品として選定した。

会長賞を受賞したのは、「テレワーク やめたわが社に さようなら」(山宗雲水)。

優秀賞に輝いたのは「里帰り 二日延して テレワーク」(しんちゃん)と、「リモートの オフィスに残る ファイブ爺」(ちゃったマンゴー)の2句だ。

テレワーク川柳賞には、「飲み仲間 示し合わせて 出社する」(閑古爺)と、「ふるさとの 空き家がオフィスに 進化する」(山宗雲水)、「おじさんの 残り香悩まし テレブース」(ブラスタギー)、「テレワーク 家事と育児の 三刀流」(かばくんのかば)、「『テレビ見る?』 オカンよ俺は 仕事中」(けんちゃん)、「テレワーク 地球にやさしい 脱炭素」(しんちゃん)、「願わくば 妻子元気で 留守がよい」(幸島)の7句が選ばれた。

このほか、佳作20作品が選定された。全ての受賞作は同協会のホームページで確認できるので、興味があればチェックしてほしい。

ネット上では「ウィットだが基本テレワークに肯定的で良い」「これ、あたしの離職の理由のひとつですな」「これいいなぁ(笑)」「さようならした人に心当たりがある。うまい」「とてもわかりみ」などの声が寄せられた。