明治は11月17日、チョコスナック「きのこの山」をかたどった「きのこの山のワイヤレスイヤホン」の商品化を発表。きのこの山のグローバルブランド展開を見込み、同時翻訳機能を搭載する。具体的な発売日は後日発表予定だが、同社広報部によると「2024年春ごろ」を見込んでいるとのこと。価格は未定。

  • 明治「きのこの山」ワイヤレスイヤホン、2024年春発売へ

明治はこの日、ロングセラーブランドである「きのこの山」「たけのこの里」を今後グローバルに拡大していくにあたり、世界中から関係者を集めた「きのたけグローバルサミット」を開催。この中で、きのこの山のワイヤレスイヤホンの商品化を明らかにし、モックアップの展示も行った(操作はできない)。

同社公式X(旧Twitter)では7月に「架空のおもしろ雑貨」企画として、プロダクトクリエイター・ミチル氏とコラボしたイヤホンを公表している。今回、このポスト(ツイート)に「想定をはるかに超える26万以上もの反響があり、1,100以上のコメントの中には商品化を希望する声も多くあった」として、商品化プロジェクトの始動が決まったとのこと。なお、ミチル氏は“コタツ”や“プール”を模したエスケープ(ESC)キーキャップを紹介したポストなどでも知られる。

さらに、「きのこの山がグローバルブランドとして成長していくために、言葉の山を越えること」を目標として、同時通訳機能も盛り込む。イヤホン型リアルタイムAI翻訳機「Wooask」(ウーアスク)を手がけるウェザリージャパンが開発に協力。世界127言語に対応する予定で、自分の言葉を外国語音声に変換する「スピーカーモード」と、イヤホンをひとつずつ装着することで双方の会話がリアルタムで翻訳される「同時翻訳モード」を搭載する。

ついに商品化が決まった、きのこの山のワイヤレスイヤホンだが、気になるのは「たけのこの里のイヤホン化計画はあるのか?」という点。編集部では明治の広報部に問い合わせており、回答があり次第追記する。