スマートフォン向けゲーム『ブルーアーカイブ』を提供するYostarは10月10日、サポート対象デバイスを更新し、一部デバイスのサポートを打ち切ると明らかにした。今年12月下旬にも適用するとしており、対象のデバイスでゲームをプレイしているユーザーは、あと2カ月前後で新しいデバイスを用意する必要がある。

  • 『ブルーアーカイブ』でiPhone Xなどサポート終了へ - ボーダーラインは“メモリ3GB”

メモリの容量が3GB以下のデバイスにおいて、今後『ブルーアーカイブ』のインストール・更新が行えなくなるという内容。一例として、iOSデバイスでは最後に3GBメモリを搭載していた「iPhone X(2017年発売)」「iPhone SE 第2世代(2020年発売)」などが今回非対応環境へと分類。また、詳細は不明ながら「一部CPU、またはGPUの仕様が満たされていない端末」のサポートも打ち切られる。具体的な対象機種は後日公開される見込みで、終了時期についても詳細な日程が明かされるという。

非対応デバイスの動作はサポート外となるうえ、更新やインストールもできなくなる。強硬な措置ながら、2カ月弱しか猶予がない点は若干性急といえるかもしれない。2024年1月以降、大容量メモリを要求するこれまでにないイベントのようなものが行われるのかもしれないが、Yostarはサポート対象デバイスの更新に寄せて、「常に安定したサービスを継続して提供する」ためとしか述べていない。

なお、同タイトルでプレイヤーを補佐してくれる「アロナ」はタブレット端末「シッテムの箱」にインストールされている。画像が投稿されたのが2020年であることを踏まえ、指紋認証デバイスのようなものを搭載しており、サイズ感から12インチ前後のiPadであると仮定すると、「12.9インチ iPad Pro」の第2世代がモデルになっているかもしれない。このデバイスは4GBメモリを内蔵しているため、シッテムの箱は『ブルーアーカイブ』のサポート外にはならなかったようだ。

ちなみに、現行iPadシリーズで指紋認証デバイスを備えるのは「10.2インチiPad(第9世代)」のみ。このデバイスの搭載メモリは3GBにとどまるため、対応デバイスかつ現行モデルにおいて、似たような条件に当てはまるシッテムの箱は存在しなくなることになる。

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