大手回転寿司チェーン・スシローは、新型のデジタルビジョンとレーンを融合させた「デジタル スシロー ビジョン」(通称:デジロー)を、一部店舗に導入すると発表した。大型モニター上のデジタル回転レーンを寿司が流れるのだ。ネットでは「寿司打」「ディストピア感マシマシ」などと話題となっている。確かに寿司打っぽい。

  • スシローが「デジロー」を導入、寿司が「デジタル上のレーン」を流れる - ネット「寿司打…」

    スシローの一部店舗に、デジタル上のレーンを寿司が流れる「デジロー」を導入

「デジロー」は、各テーブル席に大型のモニターを設置し、そのモニター上のレーンを寿司が流れるなど、新たな店舗体験を楽しめるというもの。「ディスプレイ越しに広がるもうひとつのスシローの世界」というコンセプトのもと、様々な寿司を見ながら新たな寿司に巡り合える楽しさ、選べる楽しさをデジタル上で再現したとのこと。迷惑客による、いわゆる「寿司テロ」や「寿司ペロ」事件を受けての対策にもなっていると見られる。

  • 大型モニターは、2人まで同時に操作が可能

この大型モニターは、2人まで同時に操作が可能で、メニューを検索・注文できるタッチパネルとしての役割はもちろん、新しいネタとの出会いが生まれる「すしナビ」や、テーマ別に商品を絞り込める今までのタッチパネルにはなかった機能を搭載。さらに、会話を盛り上げる豆知識やクイズが流れるほか、注文額に応じてゲームがスタートする「だっこずしスロット」などのエンタメ機能も搭載している。

  • メニューを検索・注文できるタッチパネルの役割も

  • ゲームやクイズなどのエンタメ機能も

このほか、タッチパネルから注文した商品が直接席に届くシステム「Auto Waiter(オートウェイター)」のみの店舗を、10月から約80店舗に拡大予定。このシステムは、顧客にとっての利便性が高まるとともに、省人化や、店舗スタッフの負荷軽減にもつながるとのこと。

  • タッチパネルから注文した商品が直接席に届くシステム「Auto Waiter(オートウェイター)」のみの店舗も、約80店舗に拡大予定

「デジロー」は、大阪府の「スシロー江坂店」で9月21日から先行して導入。9月28日から東京都の「スシロー新宿西口店」にてトライアル導入を開始している。10月には愛知県の「スシロー天白焼山店」にも導入する予定となっている。

ネット上では「これ相当にサイバーパンクやななのだ…」「ディストピア感マシマシ」「キーボードを備え付けて、注文を品が画面の外に出る前にその名を入力することで行えるようにしよう」「回ってない寿司食べてきた。自慢する奴でてくる予感」「寿司打」などの声が寄せられた。