エプソンは10月26日、「Orient Star」ブランドの新コレクション「M42 コレクション」として、チタンケースの復刻ダイバーズウオッチ「M42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m チタン」を発売する。価格は176,000円。
オリエントスターは、オリエント時計の創業当時(1951年)に「輝ける星」と呼ばれるような時計という願いを込めて開発された機械式時計で、70年以上の歴史を持つ。これまで「クラシック」「コンテンポラリー」「スポーツ」コレクションでラインナップが構成されていた。
今回新たに、ギリシア神話や日本に馴染みの深い星雲や星団をテーマにした「M コレクションズ」を立ち上げた。時計愛好家をはじめ、より高品質な時計を求める人に向けたワンランク上の品質を目指すコレクションだ。
M コレクションズの一つであるM42 コレクションは、海神ポセイドンの子とされるオリオンの名にちなんだ星雲「オリオン大星雲(M42)」から名づけられた。機能性や装着感が特長の高性能ダイバーズウオッチをそろえる。
新作のM42 ダイバー1964 2nd エディション F6 デイト 200m チタンは、2022年7月に発売した復刻モデル「ダイバー1964 2nd エディション」のケース・バンド素材をステンレススチールから軽量なチタンに置き換えたもの。
このダイバー1964 2nd エディションの原形は、1964年発売の「カレンダーオートオリエント」だ。カレンダーオートオリエントは、ドットインデックスのミラーブラックダイヤル、高い視認性の針、アルマイトリングを組み込んだ回転ベゼル、シャープなラグ形状といった要素がポイントのダイバーズウオッチ。
カレンダーオートオリエントのヘリテージデザインを再現しつつ、ねじ込み式りゅうず、スクリューバック、ARコーティングの両球面サファイアクリスタルといった強化を施したほか、ISOのダイバーズウオッチ規格(6425)に準拠した200m空気潜水用防水になっている。
チタン独特のグレートーンを基調としたケースは、全体的にツヤをおさえることで素材の質感を生かした“道具感”を強調。筋目加工で統一されたグレートーンのケースとベゼル側面やバンドに合わせて、文字板や回転ベゼルの表示板にもマットなグレーを取り入れた。針にも艶消しと筋目加工を施している。
ケースサイズは縦49.6×横41×厚さ14.3mm。自社製の手巻き付き自動巻き機械式ムーブメント「キャリバー F6N47」のパワーリザーブは50時間以上。時刻とカレンダー表示のほか、パワーリザーブインジケーターを12時位置に備える。