料理中など手が離せないときでも、LINEやメールの着信は気になるもの。誰からどのような内容のメッセージが届いたのか、概要でもいいからすぐに知りたい、というニーズは確かに存在します。

そんなときには、iPhoneに用意されている「通知の読み上げ」機能が便利です。iPhoneがロック状態のとき、メールやLINEなど事前に許可したアプリの通知が届くと、その件名や内容をSiriの音声で読み上げてくれます。iPhoneがマナーモードのときには読み上げられず、特定のアプリに絞って利用できることもポイントです。

たとえば、自分宛てのLINEメッセージ(ダイレクトメッセージ)の通知だけを読み上げ対象にしたい場合は、「設定」→「通知」→「通知の読み上げ」画面にある「LINE」項目を開き、「通知の読み上げ」スイッチをオンにしたうえで「即時通知とダイレクトメッセージ」にチェックを入れます。

読み上げ機能は、「設定」→「通知」→「通知の読み上げ」画面にある「通知の読み上げ」スイッチでオン/オフできます。内蔵スピーカーで通知を読み上げるには、さらに「設定」→「アクセシビリティ」→「Siri」の順に画面を開き、「スピーカーで通知を読み上げ」スイッチをオンにしておきましょう。

この内蔵スピーカーで通知を読み上げる機能は、iOS 16で追加されたものです。これまではAirPodsなど一部のイヤホン/ヘッドホンしか対応しない機能でしたが、内蔵スピーカーも利用できるようになり、活用の場が大きく広がりました。

なお、Bluetoothイヤホンなど内蔵スピーカー以外のデバイスを接続しているときには、内蔵スピーカーによる通知の読み上げは機能しません。AirPodsとまったく同じというわけにはいかないことを理解しておきましょう。

  • iOS 16には、内蔵スピーカーで通知を読み上げる機能が用意されています