米国で現在購入可能な最も安い新車が、「日本車」だったことがわかった。米自動車評価会社・Kelley Blue Bookが報告している。ネットでは「最安はホンダじゃないだと?」「円安だしな」などと話題となっている。

  • 米国で最も安い新車は「日本車」、韓国車より安い - ネット「円安だしな」「最安はホンダじゃないだと?」

    米国で最も安い新車、今は「日本車」になっている模様

Kelley Blue Bookによると、米国では、遡って2018年7月には、2万ドル(約290万円)以下で購入できる新車は12車種あったそうなのだが、物価高の影響から新車の平均価格は年々上昇しており、現在(2023年7月)ではたった1車種のみになっているのだという。その1車種というのは、三菱自動車のコンパクトカー「ミラージュ」だそうだ。2023年7月の「ミラージュ」新車の平均取引価格は、1万9,205ドル(約280万円)とのこと。

なお、「ミラージュ」以外のいくつかの新車も設定上の販売開始価格は2万ドル以下だが、オプションや送料を含めた実際の購入価格は2万ドルを超えてしまうだとか。

「ミラージュ」以外の、米国で平均購入価格が低い新車としては、キアの「リオ」が2万157ドル(約293万円)、日産の「ヴァーサ」が2万763ドル(約301万円)、ヒュンダイの「ヴェニュー」が2万3,971ドル(約348万円)、日産の「セントラ」が2万3,994ドル(約349万円)と続く。ちなみに、7月におけるアメリカ人の新車購入時の平均支払い金額は4万8,334ドル(約703万円)だそうだ。日本なら700万円も出せばクルマ選び放題……、インフレの威力を感じるざるを得ない。

ネット上では「・・最安はホンダじゃないだと?安いといえばホンダのイメージだったが!」「物価高はもう手に負えないレベルに来たと思うわ。友人はモノがないからって新車の値段でスバルの中古車買ってたよ・・」「日本で新車買って送った方が安いんじゃね?」「日本だと軽自動車で早々困ることはないけど、アメリカだとさすがにキツいわな」「車必須の社会でこんなに車高くていいのか?」「三菱ミラージュは2025年に生産終了らしいがw」「円安だしな。そりゃ売れるだろう」などの声が寄せられた。