アース製薬は8月21日、スイッチを入れることで薬剤が拡散し、ゴキブリを避けられる置き型虫除け器具「マモルーム ゴキブリ用」を発売した。想定売価は2カ月用セットが2,178円、取替ボトル 2カ月用1本入りが1,738円。
「マモルーム」は、部屋から虫を忌避させて安心空間へ導く予防商品のブランド。既存の「マモルーム 蚊用」や「マモルーム ダニ用」といったラインナップに加え、今回新たにゴキブリを追い出す「マモルーム ゴキブリ用」が登場した。
今回販売するのは、器具本体と薬剤が入った取替えボトル1本がセットになった「マモルーム ゴキブリ用 2ヵ月用セット」と、取替えボトル1本のみ(詰替え用)の「マモルーム ゴキブリ用 取替えボトル 2ヵ月用 1本入」の2製品。
スイッチを入れることで、ゴキブリが嫌がる有効成分を含んだ薬剤の粒子が熱で部屋に拡散し、部屋からゴキブリを追い出す仕組み。駆除するのではなく忌避する効果があるため、ゴキブリの死骸に出会わないこともメリットだとする。
同社によると、ゴキブリの触角には空気中に漂う成分を感知する毛が大量に生えており、感知した成分の情報を電気信号として脳に送る。「マモルーム ゴキブリ用」で空気中に拡散された有効成分(メトフルトリン)が触覚に作用すると、ゴキブリは嫌がったり、混乱して行動がおかしくなったりするため、忌避につながるという。
電源は家庭用ACコンセント。スイッチを入れると通電中は薬剤が供給されつづけるため、ゴキブリが活動的になる夜間に1日12時間使用し、1週間以上継続することが効果的とのこと。使用期間は、4.5~8畳の部屋で夜間1日12時間使った場合で約2カ月(約720時間分)。
本体はボトルの取り外しをロックできるチャイルドロック式カバーや、180度回転するスイングプラグを採用。安全性や使いやすさにもこだわった。
なお、「マモルーム ゴキブリ用」は防除用医薬部外品のため、既存の「マモルーム 蚊用」や「マモルーム ダニ用」と同じ部屋で同時使用することはできない。