Apple TV+ にて2023年8月25日(金)より、ドキュメンタリー『WANTED; カルロス・ゴーンの逃亡』全4話が一挙配信されます。世界を唖然とさせた逃亡劇を主導した元米軍特殊部隊のマイク・テイラーや、ゴーンの妻キャロル、共犯で起訴された元代表取締役グレッグ・ケリーなどに加え、ゴーン本人も登場し、カメラの前で自らの言い分を語ります。

『WANTED; カルロス・ゴーンの逃亡』
剛腕、猛烈な仕事ぶりで“世界自動車業界の皇帝”とも言われた、元日産自動車会長/ルノー取締役会長兼CEOのカルロス・ゴーン。経営者としてのトップに上り詰めた出世道から、衝撃の告発・逮捕、そして信じがたい逃亡劇まで、ことの顛末に関わるすべてのキーパーソンに密着。

<スタッフ>
エグゼクティブ・プロデューサー:ジェームズ・ゲイ=リース/ポール・マーティン
監督:ジェームズ・ジョーンズ

カルロス・ゴーン本人と関係者が続々登場

低迷が止まらなかった日産自動車の業績を短期間のうちにV字回復へ導き、強いブランドへと引き上げた剛腕の経営者。日本ではそんなイメージで受け止められていたカルロス・ゴーン元日産自動車会長が、金融商品取引法違反で東京地検特捜部に逮捕されたのは2018年11月。2019年には特別背任の容疑で追起訴され、その後も複数の不正が続々と明らかになっていきます。

  • 逃亡を正当化しているカルロス・ゴーン元日産自動車会長

そして保釈中だった2019年12月、プライベートジェットを用いて秘密裏に日本からレバノンへと逃亡。これは民間の軍事関連会社が実行し、2,000万ドル以上の費用がかかったとも報じられています。

Amazonプライム、Netflixでも同じくこの事件を扱ったドキュメンタリーが配信されていますが、いずれも調査した事実と再現映像などで構成されたものであり、カルロス・ゴーン本人が出演するドキュメンタリーはこれが最初となる模様です。

  • 2019年の逃亡劇を主導した元米軍特殊部隊のマイク・テイラー

  • 共犯の罪で起訴された日産自動車の元代表取締役グレッグ・ケリー

エグゼクティブ・プロデューサーのジェームズ・ゲイ=リースは、『AMY エイミー』で第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞。ポール・マーティンは、『Formula 1: 栄光のグランプリ』(Netflix)で2021年のスポーツエミー賞を受賞。監督のジェームズ・ジョーンズはテレビ出身のドキュメンタリー監督で、『Mosul』(2017)等の作品でエミー賞、デュポン賞などを受賞しています。

今年6月には日産などを相手どり10億ドルの損害賠償を求める訴訟をレバノンの裁判所に起こし、7月には日本外国特派員協会でオンラインの記者会見も開いたカルロス・ゴーン。時々海外メディアにも露出しているようですが、ドキュメンタリーの名手の視点から改めて何が浮かび上がってくるのか、期待したいところです。

この作品を視聴するには

  • 配信サービス:Apple TV+
  • 視聴方法:iPhone、iPad、Macなどの「Apple TV」アプリ、スマートテレビ、Amazon Fire TV、Chromecast with Google TV、PlayStation、Xbox、PCブラウザ(https://tv.apple.com/jp)
  • 料金:月額900円または「Apple One」(月額1,200円/1,980円)で利用可能(ファミリー共有可能)

Apple TV+とは?


Appleが提供する、完全オリジナル作品だけのサブスクリプション型映像配信サービス。ドラマ、長編作品、ドキュメンタリー、アニメなど、毎月新作が提供されている。アカデミー賞、ゴールデングローブ賞などの映像作品賞ノミネート・受賞作も多数。

(画像提供:Apple TV+)