Rokidは8月3日、ARグラス「Rokid Max ARグラス」(以下、Rokid Max)とARグラス用のAndroid TVデバイス「Rokid Station」を発表した。Rokid Maxは、215インチ相当の大画面表示やステレオスピーカー、視度補正機構を搭載しながら重さ75gの軽量に仕上げたエンターテイメント向きのARグラス。HDCPに対応しており、さまざまな動画配信サービスのコンテンツが楽しめる。Rokid Stationは、コントローラーとバッテリーを一体型した外付け式のARグラス用Android TVデバイス。Rokid Maxとは専用ケーブルで接続して利用する。

価格は、Rokid Maxが68,800円、Rokid Stationが21,990円。期間限定で、両者のセットモデルを3,800円引きの86,990円で販売する。Rokid Maxはすでに販売中、Rokid Stationは8月下旬発売予定。

  • 重さ75gのエンタメARグラス「Rokid Max」(右)と、Googleの認定を受けたARグラス用のAndroid TVデバイス「Rokid Station」(左)

動画配信サービスのコンテンツも楽しめる「Rokid Max」

Rokid Maxは、スマートフォンやパソコン、Rokid Stationなどと接続して利用するARグラス。HDCPに対応しており、NetflixやDisney+、hulu、Apple TV+などさまざまな動画配信サービスのコンテンツが楽しめる。バッテリーやCPUは搭載していないため、単体では動作しない。

  • ARグラス「Rokid Max」。見た目は一般的なメガネに近い

重さはわずか75gと軽量ながら、最新のソニー製MicroOLEDディスプレイ(1920×1080ドット)を搭載しており、215インチ相当の大画面と120Hzのリフレッシュレートに対応した。輝度は最大600ニットと高輝度で、表示は人間の目の解像度の迫る55PPDと精細なため、没入感の高い表示が楽しめる。ブルーライトカットの機能も標準で搭載する。

  • 215インチ相当の大画面でさまざまな動画配信サービスのコンテンツが楽しめる(写真はRokid Stationと組み合わせた状態)

ツルの部分には音漏れ防止機構付きのステレオスピーカーを内蔵しており、周囲への音漏れを抑えながらワイド感のあるサウンドが楽しめる。Bluetoothイヤホンの接続も可能。

ディスプレイ部には、軽度の近視(0.00D~-6.00D)に対応する視度補正機構を搭載しており、軽めの近視ならばメガネなしでくっきりとした表示が楽しめる。

表示パネルは1920×1080ドット×2、コントラスト比は10万:1、最大輝度は600ニット、リフレッシュレートは120Hz。本体サイズは158.71×174.37×44.94mm、重さは約75g。接続可能なデバイスは、USB-C DisplayPortおよびOTG(Android 10以降)を搭載したデバイス。

Nintendo Switchは、別売アクセサリーの「Rokid Hub」を用意すれば接続できる。

Googleの認定を受けたストリーミングデバイス「Rokid Station」

Rokid Stationは、操作用のコントローラーとバッテリーを一体型した薄型軽量のARグラス用Android TVデバイス。世界初のGoogle 認定AR グラス用ポータブルAndroid TV デバイスとしている。

  • 操作用のコントローラーとバッテリーを一体型した薄型軽量のARグラス用Android TVデバイス「Rokid Station」。5000mAhのバッテリーを内蔵する

  • Rokid Maxとは専用ケーブルで接続するだけでさまざまなコンテンツが手軽に楽しめるようになる

Rokid Maxと専用ケーブルで接続するだけで、さまざまな動画コンテンツやゲームが手軽に楽しめる。Androidアプリも導入できるので、キーボードとマウスを接続すればさまざまな作業もできる。バッテリー駆動時間は約5時間。