NECパーソナルコンピュータ(NECPC)は8月1日、「PC-9801」シリーズ40周年を記念した16型ハイエンドPC「NEXTREME Infinity」を発表した。4,000台限定で、店頭モデルは8月3日に発売する(Web直販は8月1日から)。価格はオープンで、店頭予想価格は274,780円前後の見込み。

  • NEXTREME Infinityの試作機。製品名の「Infinity」は、ユーザーの無限の可能性を引き出す、という意味で名付けられている

「NEXTREME Infinity」は、NECの本格的パーソナルコンピューター「PC-9801」登場から40周年を記念したプロダクトの1つ。なお2022年7月には、同じくPC-9801シリーズ40周年記念プロダクトのゲーミングデスクトップPC「LAVIE GX」が発売されている。

今回発表された「NEXTREME Infinity」(XF950/GAB)は、NECPCのフラッグシップノートPC「NEXTREME」シリーズの最新機。“LAVIE史上最速のパフォーマンス”をうたう高性能が特徴で、以前からNEC製PCを使っているユーザーのほか、仕事やクリエイティブ、ゲーミング用途などに高性能なPCを使いたい層をターゲットとする。

  • NEXTREME Infinity(XF950/GAB)

性能面について

店頭モデルのプロセッサは、14コア20スレッド/45W TDPとなる第13世代Intel Core i7-13700Hを搭載。グラフィックスには、IntelのディスクリートGPU「Arc A570M」を採用した。メモリは16GB、ストレージは1TB SSD。Webモデルでは構成のカスタマイズも可能で、プロセッサはCore i9-12900HやCore i5-13500H、メモリは最大64GB、ストレージは最大2TBなどの選択が可能だ。

冷却は内部に底面吸気、側面2カ所・背面2カ所で排気するデュアルファンを内蔵。2基のファンの間には複数のヒートパイプを備え、CPUとGPUをまとめて冷却できる構造となっている。

  • NEXTREME Infinityの左側面。電源ポートの手前に排気口を搭載

  • NEXTREME Infinityの右側面。LANポートの手前に排気口を搭載

  • 底面に吸気口を搭載する

  • 背面。2カ所から排気する

ディスプレイについて

ディスプレイは、16型の4K有機ELディスプレイを採用。解像度は3,840×2,400ドットで、アスペクト比は16:10、色域はDCI-P3 100%をサポートする。VESAによるDisplayHDR 500 True Black認証を取得しており、動画配信サービスやHDR対応ゲームなどのHDR映像を美しく表示できる。

また、画面全体をガラスで覆う「Edge to Edgeガラスディスプレイ」に加え、4辺狭額縁デザインにより、映像の美しさを際立たせたという。

  • 16型4K(3,840×2,400ドット)の有機ELディスプレイを搭載

キーボードについて

キーボードはテンキー付きの日本語配列/静音キーボードで、接地面の傾斜角は約3.5度と、奥側がやや高くなったデザイン。

手前のキーはほぼフラット、奥にいくにつれて上側へ傾斜をつけたステップスカルプチャ構造を採用し、打ちやすさを意識した。手前のキーがフラットになっているため、手への当たりがソフトになるよう、キートップの手前側がラウンド形状になっている。キーストロークは1.7mm。

また、キートップの上面はわずかに凹ませ指なじみをよくした「シリンドリカルキートップ」仕様で、摩擦に強いコーティングも施されている。このほか、ファンクションロック機能、バックライト機能も用意する。

  • NEXTREME Infinityのキーボード面

  • キーは手前側がフラット、奥側は傾斜を付けたステップスカルプチャ構造となっている。各行でキーの傾斜が違うため、キートップの金型も行ごとに異なるとのこと

  • 手の当たりが柔らかくなるよう、キートップの手前側はラウンド形状になっている

デザイン・機能について

本体はあえて厚みを持たせつつ、見た目はすっきり見えるようくさび型デザインを採用。排気口には三角形が連なった意匠をあしらい、高性能を見た目でもアピールした。天板と底面にはアルマイト処理のアルミを採用する。

ディスプレイ上部に人感センサーを備え、人の着席・離席を検知。WebカメラはフルHD解像度に対応し、Windows Hello顔認証もサポートする。意図しない撮影を物理的に防げるプライバシーシャッターも備えた。また、スリープ時でも低消費電力状態のまま無線通信を維持するModern standbyにも対応する。

  • 本体を内側にぐっとへこませたくさび型デザインを採用。すっきりとした見た目にこだわった

このほか、ゲーム関連機能として、ゲーム実況VTuber向けソリューションをプリインストールする。

同ソリューションは初心者でもVTuberが使えるよう、VTuberとしてゲーム実況動画を録画するための基本的な知識と操作方法を3ステップでわかりやすく紹介する「ゼロからはじめる、VTuberゲーム実況はじめてガイド」や、アバターアプリ「3teneFREE」、ボイスチェンジャーアプリ「Voidol2」、合成・録画アプリ「OBS Studio」をパッケージングしたもの。3teneFREEではLAVIEの独自アバター「ルヴィ」も提供される。

このほか、Xbox Game Pass Ultimateを3カ月無料で使えたり、レトロPCゲームをWindows上で遊べる「プロジェクトEGG」で7タイトル(会員登録なし3タイトル、メール登録で4タイトル)を無料で遊べたりする特典が付属する。

  • ACアダプタの出力は230Wで、アダプタ自体も巨大。専用の角型コネクタでPCと接続する

  • ACアダプタととないだところ

バイオレットライトLEDを搭載

ディスプレイ上部に、慶応大学発のベンチャー企業、坪田ラボの監修を受けたバイオレットライトLEDを搭載。バイオレットライトとは波長360~400nmとなる太陽光の一部で、坪田ラボによると、近視の進行を抑える可能性があるという。

バイオレットライトの点灯/消灯はキーボードのワンタッチキー(F11キー)で操作できるほか、Webカメラのシャッターが開いているとき(Webカメラが使える状態のとき)は、照射による顔色への影響を考慮し、オンにできないようになっている。

  • F11キーでバイオレットライトをオンにした状態

店頭モデルの主な仕様は下記の通り。

LAVIE NEXTREME Infinity(店頭モデル)の主な仕様

  • OS:Windows 11
  • CPU:Intel Core i7-13700H
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:1TB SSD(PCIe Gen4)
  • グラフィックス:Intel Arc A570M(GDDR6 8GB)
  • 光学ドライブ:―
  • ディスプレイ:16型ワイド有機ELディスプレイ(3,840×2,400ドット)
  • 通信:有線LAN、Wi-Fi 6E、Bluetooth
  • インタフェース:USB 3.2 Gen2 Type-A×2、Thunderbolt 4×1、HDMI×1、SDカードスロット×1、オーディオジャック×1など
  • 生体認証:顔認証
  • バッテリー駆動時間:約9.7時間
  • カラー:アルマイトブラック