パナソニックは多彩な家電を販売していますが、理美容家電は「Panasonic Beauty」ブランドとして知られています。同社は7月28日11時に、理美容製品の体感拠点「Panasonic Beauty OMOTESANDO」を東京の表参道にオープン。先行して開催されたプレス向けの内覧会にて、オープン前に施設を一通り体験してきました。

Panasonic Beauty OMOTESANDOでは、9月発売を予定している手のひらサイズの高級シェーバー「ラムダッシュ パームイン(LAMDASH PALM IN)ES-PV6A」の体験コーナーも用意。ここでは、施設の内容とラムダッシュ パームインを中心に紹介します。

  • 銀座線表参道駅徒歩1分という好立地の「Panasonic Beauty OMOTESANDO」

  • 手のひらサイズの「ラムダッシュ パームイン ES-PV6A」。よくあるコンパクトシェーバーとの違いはなんでしょう?

診断と体験で自分に必要な美容製品を見つけ出そう

Panasonic Beauty OMOTESANDOは、5つの階層に分かれたパナソニック理美容製品の体感施設です。

  • Panasonic Beauty OMOTESANDOのフロア案内図

「自分に合った美容製品を知りたい!」という場合、まず足を運んでほしいのは半地下1階の「Atelier トライアル&セルフエステ」コーナー。ここには、最新の美容家電や人気の美容アイテム、発売前の製品まで無料で試せるトライアルブースがあります。

  • 半地下1階「Atelier トライアル&セルフエステ」コーナー。パナソニックの人気美容家電を試せます

  • コーナー奥には美容アイテムを無料で40分間試せるトライアルブースが! ブース入り口には簡易的なメイク用品(他社製)もあったので、メイクオフしてじっくり美容家電を試せそうです

このコーナーには、パナソニックの独自技術を使った「肌分析(スノービューティミラー)」や「ヘア分析(髪キレイ)」ツールも設置。自分の肌や髪の状態にあわせた製品を選ぶことも可能です。いずれも無料で予約も不要というのはうれしい!

  • 筆者もスノービューティミラーの診断を受けてみました。1分もかからず、顔のシミやシワ、ほうれい線の状態をチェックしてくれます。メイクを落とさず診断できて手軽でした

  • こちらは「髪キレイ」による髪の状態分析。頭頂部の状態は良いものの、毛先が傷んでいますね……。ちゃんとケアしようという気になりました

自分に合った理美容製品をじっくり選んでみたい人は、スタイリストがスキンケアの提案をしてくれる2階「Lounge プライベートレッスン」での体験がオススメ。前述のスノービューティミラーを使った診断と、専門スタッフによるカウンセリングという合計60分のコースを用意しています。このカウンセリングは事前予約制で、一回おひとり様3,300円です。

  • 落ち着いた高級感ある雰囲気のLounge(ラウンジ)。ブースには椅子が2脚用意されているので、友人同士やカップルでも楽しめますね

世の中にはさまざまな美容製品がありますが、「パナソニック製品のどこがすごいのか?」を知りたいなら、半1階「LAB テクノロジーラボ / メンズトライアル」コーナーに行ってみましょう。

たとえば、パナソニックの人気ヘアドライヤーシリーズ「ナノケア」でどうして保湿ができるのかや、男性用シェーバー「ラムダッシュ」シリーズと一般的なシェーバーの違いなどをわかりやすく展示しています。ぜひ試してみてほしいのは、ヘアドライヤー「ナノケア」の体感マシン。上部に8台(!)のナノケアをセットしてあり、ボタンを押すと30秒間だけ「高浸透ナノイー&ミネラル」を頭の上から大量に浴びることができるのです(無料)。

  • パナソニックの理美容テクノロジーをわかりやすく展示している半1階の「LAB」

  • ナノケアの体感マシン。上部に8台のナノケアがセットされているのがわかるでしょうか

  • 筆者も30秒間の体験をしてみました。20秒くらいから髪の毛の間を指がスッと通るようになりました。ちなみに、最新のナノケアは髪をナノイーで保湿するだけではなく、肌水分量を約70%アップするという「スキンモード」を搭載。さすがに30秒間では肌の実感はできませんでしたが、もしかしたら肌もキレイになっていたのかも?

手のひらサイズでもリニア駆動の高性能シェーバー

LABフロアには、男性用シェーバーなどを体験できる「メンズトライアル」フロアでもあります。発表されたばかりの、9月1日発売予定の新製品「ラムダッシュ パームイン(LAMDASH PALM IN)ES-PV6A」(以下、パームイン)の試用コーナーもありました。

  • パームイン3モデル。左の2製品(マーブルホワイトとマーブルブラック)が上位モデルのES-PV6A。推定市場価格は42,000円前後、写真右はスタンダードモデルで推定市場価格は34,000円前後です

  • いずれも持ち運びできる専用のセミハードケースが付属します

パームインの特徴はなんといってもそのデザイン。本体の体積は、パナソニック従来製品の約7割というコンパクトさ。サイズは幅72×奥行き45×高さ57mm、重さは上位モデルが約145g、スタンダードモデルが約135g。本体はIPX7基準の防水設計です。

コロンとした河原の石のような独特の形をしていて、手で包み込むように持ち、肌をなでるようにヒゲを剃れます。使用時は手が刃の近くにくるため、肌の状態を感じながらより自然な剃りが可能だといいます。

  • マイナビニュース +Digitalの林編集長が体験コーナーでパームインを試用。「肌に当てる強さにもよりますが、外刃が優しく肌に当たる感じ。ヒゲが伸びる向きなど、自分のヒゲのクセを知っていると、だいぶ軽い力できちんと剃れそうです」(林)

  • 背面にはType-C充電ポート。充電時間は急速約2時間で、1回のフル充電で約14日間使用可能(1日3分の使用とした場合)

持ち歩いて外出先でも使えるコンパクトなシェーバーは昔からありますが、「小型」を重視するため剃り味や剃り心地は二の次であることが多いもの。一方でパームインは、パナソニックの高機能シェーバー「ラムダッシュ」シリーズのPROモデルにも搭載されている「5枚刃テクノロジー」を採用。ラムダッシュシェーバーの特徴でもある磁石を使ったリニア駆動によって、駆動速度はラムダッシュ史上最速だという約14,000ストローク/分にもなります。

パームインを体験した林編集長は「朝にヒゲを剃ってきた」と言っていましたが、午前中にもかかわらず「チリッチリリッ!」とヒゲがカットされる音がしっかり聞こえてきました。パナソニックは外出用のポータブルだけではなく、メインのシェーバーとしても十分な性能を持っているとしています。

  • パームインの5枚刃。絞り出し深剃り刃やアゴ下トリマー刃、くせヒゲ深剃り刃などで、しっかりとヒゲを取り込む仕組み。ステンレス鍛造刃(5枚刃)を内蔵しています

上位モデルとスタンダードモデルの違いは本体素材。上位モデルには、海水から抽出したミネラル成分をもとにした「NAGORI」という自然由来の樹脂素材を採用しています。スタンダードモデルは樹脂特有の質感なのに対し、上位モデルは陶器のようなしっとりとした独特の手触り。付属のセミハードケースも、スタンダードタイプはナイロン製、上位モデルは表面がレザー調素材、裏面がベロア調素材となっています。

  • 上位モデルのマーブルブラック(写真左)とスタンダードモデル(写真右)を比較。上位モデルはいずれも石のような独特の模様が入っています。樹脂とは思えないサラッと硬質な高級感ある手触りです

  • 上位モデルのみ、パームインを置く専用台のプレゼントキャンペーン中です。専用台は本体と同じNAGORI素材で作られています

以上、Panasonic Beauty OMOTESANDOのプレス向け内覧会からお届けしました。人の体質や気になる部分、ケアしたい場所などは千差万別。自分に合った最適な美容製品も、それぞれに異なるはずです。Panasonic Beauty OMOTESANDOでは各種診断ツールや体験コーナーを利用して、自分にあった製品を見つけやすくなりそう。

美容家電は安いものではないので、こういった施設を利用して賢く選びたいものですね。体験コーナーなどは美容家電に興味がない人でも楽しるでしょう。表参道近くに行くときには、好奇心を出してPanasonic Beauty OMOTESANDOを訪れてみてください。