WEBページに動画が埋め込まれている、リンクが貼られていることは特に珍しいことではありません。百聞は一見に如かず、長々とした文章より簡潔にまとめられた動画のほうが理解してもらいやすいという側面もあります。
その動画リンク、iPhoneユーザは要注意です。なぜなら、リンクの開きかたによって動画を再生するアプリが起動しなくなるからです。たとえば、YouTube動画のリンクをタップすると、YouTubeアプリが起動されそこで動画再生が始まるものですが、ある操作方法で動画のリンクを開くと、以降はSafari上で動画再生されるようになります。
このしくみは、最初にURLを開いたアプリを以降のデフォルトにするというiOSの仕様によるものです。ユニバーサルリンクが導入されたiOS 10以降、SafariでYouTube動画のリンクをタップすると(インストールされていれば)YouTubeアプリが起動するしくみですが、ある操作をするとデフォルトのアプリがSafariに変更され、以降YouTube動画のリンクをタップするとSafariの新規タブで開かれるようになります。
その操作とは、リンクを長押しすると現れるポップアップメニューで「開く」を選ぶなど、Safariで開くよう指示することです。「開く」や「バックグラウンドで開く」を選択すると、YouTube動画を再生するデフォルトのアプリがSafariに変更されてしまい、結果としてYouTubeアプリで動画再生されなくなります。
こうなってしまった場合には、動画のリンクを再生するデフォルトのアプリをYouTubeアプリに戻せばOKです。Safariで適当な動画リンクを長押しし、ポップアップメニューで「"YouTubeで開く"」を選択してみましょう。これで元どおり、動画リンクのタップでYouTubeアプリが起動するようになりますよ。