ウェブ解析士協会は、今年の4月から6月にかけて話題となった言葉「SNS流行語ランキング」TOP10を発表した。「蛙化現象」や「AIインフルエンサー/生成AI」など、現代社会を反映するようなワードが上位にランクインする中、1位に輝いたのは「【推しの子】」のアニメ主題歌「アイドル」だった。

  • 2023年第2四半期「SNS流行語ランキング」発表 - 3位「蛙化現象」2位「生成AI」、1位はあのアニメ主題歌

    今年4月から6月にかけて話題となった言葉「流行語ランキング」TOP10が発表。1位に輝いたのは「アイドル」

「SNS流行語ランキング」は、同協会が2022年から四半期ごとに発表しているもので、TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSメディアで流行した言葉を集計しランキングを作成している。

ランキングの3位は「蛙化現象」だった。もともと「自分が恋愛感情を抱いている相手から恋愛感情を向けられることに嫌悪感や拒否感を覚える現象」を指す心理学用語で、2004年に心理学の研究者が名づけた言葉。近年では「相手のちょっとした行為によって恋愛感情が冷めてしまう」現象を指して使われるようになった。2020年ごろから、蛙化現象を題材にした楽曲や漫画作品が発表され、Z世代を中心に話題になり、2023年に入って爆発的に広がっていった。SNSでは、蛙化現象の実体験や蛙化を避けるための行動などについての投稿が活発におこなわれているという。

2位にランクインしたのは「AIインフルエンサー/生成AI」。AI技術の発達により、良くも悪くも話題の中心になりやすい存在。特に、AIによって生成されるインフルエンサーは、近年多くの企業から注目を集めているようだ。背景には、人間のインフルエンサーと比べて、炎上などのリスクを回避できる点などが挙げられる。また、前回のSNS流行語ランキングで1位だった「ChatGPT」が引き続き話題だったという。「AIを使ってみた」から一歩進み、「AIに画像を作らせてみた」「AIでオジサンの動画が美女アニメになった」などの投稿も増加するなど、AIによるアウトプットの多様化が見られたとのこと。

そして、1位に輝いたのはアニメ「【推しの子】」の主題歌「アイドル」だった。今年4月にリリースされ、わずか1カ月で公式YouTubeチャンネルで公開されたMVは、1億回以上再生を突破し、記事掲載時点では2.1億回以上再生されている。先日、米ビルボードで首位獲得を獲得し話題にもなっていた。人気の理由は、SNS世代の共感を誘うストーリー性と、中毒性のあるメロディーが挙げられるだろう。独特で難易度の高いメロディーラインから、SNSには「歌ってみた」投稿も多く見られる。また、TikTokではBGMとしてもよく使われていた。

今回のランキングでは、TOP10のうち、1位の「アイドル」をはじめ4本が音楽関連だった。同協会は、この結果に「ユーザーが共感する内容のみならず、投稿動画のBGMやネタとして使いやすい点」が流行につながったとしている。

「SNS流行語ランキング」TOP10の4位以降は以下の通りだ。

  • 第4位:ちいかわ
  • 第5位:推しの子
  • 第6位:エスコンフィールド
  • 第7位:可愛くてごめん
  • 第8位:新しい学校のリーダーズ
  • 第9位:みそきん
  • 第10位:男の子のために可愛いわけじゃない