Natureは、同社のスマートリモコンで最も低価格な、3,980円の「Nature Remo nano」(ネイチャー リモ ナノ)を、7月4日正午からAmazon.co.jpで発売。“いちばんやさしいスマートホーム”を実現する、手に取りやすい価格帯で展開する。

  • Nature Remo nano

スマートリモコン Nature Remoシリーズの新製品で、最も低価格な導入しやすいエントリーモデルとして投入。

現行機種のユーザーの声を元に、「オートメーションのトリガー」のなかで利用頻度が高いものや、音声操作などの機能を残し、Nature製品としてのデザインや品質、使い勝手をそのままに低価格化した。Nature Remoシリーズをはじめて使う人向けに手に取りやすい価格設定としているが、現行機種のユーザーもターゲットとする。

  • Androidスマートフォン「Pixel 7」と並べてみると、本体サイズの小ささがよく分かる

さらに低価格モデルながら、スマートホームデバイスの標準規格「Matter」もサポートし、世界初のMatterと赤外線とのブリッジデバイスとなる。

本体サイズは47×47×12.5mm、重さは13gで、指先でつまめるサイズ。2.4GHz帯の無線LANとBluetooth LE(セットアップ時に使用)に対応。温度センサーなど各種内蔵センサーは省いているが、他社製品を組み合わせることで、アプリやAppleのホームAppで連携可能。空気質の状況に応じて空気清浄機を動かすといったことも可能だという。

  • 製品パッケージ

  • 電源供給用のUSB端子が本体背面にある

Natureがスマートリモコン第1弾「Nature Remo」を発表して以来、約6年が経過し、スマートリモコンというジャンルも定着。一方で、同社は「エアコンなどの家電のスマート化がエネルギー課題のひとつの解決策となり得るという認識は、まだまだ広がっていないのが実情」としており、Nature Remoシリーズがアクセスできる家電を増やし、カーボンニュートラルのための取り組みに寄与することを目指している。

7月4日に都内で開催された、Nature Remo nanoのメディア向け発表会の模様は追ってレポートする。

  • Nature Remo nanoのメディア向け発表会を都内で開催。右が同社社長の塩出晴海氏