NTTドコモ モバイル社会研究所は6月27日、小中学生の家庭でのネット環境に関する調査レポートを発表した。
同レポートは、2022年11月に関東1都6県・小学生及び中学生とその親を対象に実施した調査の中から、家庭内でネットに接続して利用する機器についてまとめたもの。
それによると、小中学生が家庭でネットに接続して利用している機器は、家庭用ゲーム機が約6割、テレビは約5割がネットに接続して利用しており、通信教育等で利用するICT機器も1割程度利用している。
これらを合わせると、小学生低学年では1人当たり2.8台、小学校高学年・中学生では約3.3台のネット接続機器を利用していることになる。
次に子ども専用の機器でネットに利用しているものについては、小学生低学年は何かしら1つ、高学年は学校から貸与された機器とスマホもしくはゲーム機を自分専用で所有しており、中学生はスマホと学校から貸与された機器あるいはゲーム機を所有している。
これらの結果から、スマホだけではなく、学校から貸与された機器、ゲーム機、テレビなど、子どもは多くの機器を通してネットワークとつながっていることが明らかになった。今後は、ネットをつなぐときの親子のルールについて、調査結果を公表していく予定だという。