中国の家電メーカーであるDreame Technologyは6月15日、ロボット掃除機を4機種と水拭き掃除機2機種を日本市場向けに発表しました。
ロボット掃除機のフラッグシップモデルは、ゴミの吸い上げからモップのすすぎと乾燥まで自動で行うステーションが特徴です。どちらも6月23日からビックカメラ・コジマ店舗とAmazonで順次発売。メディア向け体験会でフラッグシップモデルの実機を見てきました。
今回発表されたロボット掃除機4製品、水拭き掃除機2製品のラインナップと想定売価は以下の通りです。
ロボット掃除機
- 「Dreame Bot L10s Ultra」:188,800円前後
- 「Dreame Bot D10s Plus」:84,800円前後
- 「Dreame Bot D10s Pro」:59,800円前後
- 「Dreame Bot D10s」:52,800円前後
水拭き掃除機
- 「H12 Pro」:69,800円前後
- 「H12 Core」:35,800円前後
Dreame Technologyは2017年に創業し、世界で120以上の国と地域に家庭用スティック掃除機、水拭き掃除機、ロボット掃除機を展開する中国のメーカー。2021年に設立していた日本支社は今回の新製品投入から正式に活動を開始するといいます。
水拭きモップのすすぎ・乾燥まですべて自動化
今回発表されたロボット掃除機4機種のうち、最上機のDreame Bot L10s Ultraは、188,800円とプレミアムな価格帯です。その性能を見ていきましょう。
まずは同梱する「集塵・充電ステーション」について。集塵・充電ステーションは、ロボット掃除機本体の充電、本体からのごみ収集だけではなく、ロボット掃除機への給水、汚れたモップの洗浄、熱風乾燥までをすべて自動で行える点が特長です。
ユーザーが行う作業は、集塵・充電ステーション内にある水タンクへの給水と、汚水タンクに溜まった水の排水、ゴミが集まった紙パックを捨てる工程のみ。掃除のたびにロボット掃除機をメンテナンスする必要がなく、大幅に手間が減ります。
続いてロボット掃除機本体について。吸引力は業界最高クラスとうたう5,300Pa。実際に清掃するようすを見ると、髪の毛やゴミなどをしっかりと吸引しており、通った後はゴミを目視で見つけられないくらい、キレイになっていました。
水拭きは、床に圧力を加えながら回転して汚れをしっかり落とす加圧回転式デュアルモップで行います。
便利な「モップ自動リフトアップ」機能も搭載。掃除中にカーペットを検知すると水拭きモップが自動的に持ち上がり、フローリングでは吸引・水拭き掃除をしつつ、カーペット上では吸引掃除のみを行います。これにより、フローリングとカーペットが組み合わさった部屋の清掃を一度の操作で実行できます。対応するカーペットの暑さは10mmまで。
吸引しながら同時に水拭きできるコードレス掃除機も
1台で吸引と水拭きを同時にできるコードレス掃除機も2機種発表されました。どちらも高速回転するローラーで、床に落ちている固体や液体を集め、最大16,000Paの強力な吸引力で吸い込みます。
本体は約6.7kgと一般的なスティック掃除機と比べるとかなりの重さ。しかし実際に使ってみると、自走式ヘッドが強力にアシストしてくれるため、押すときも引くときも軽い力でスイスイ操作できました。むしろ床に付着した汚れを取るために押し付ける必要がなく、重さに使いやすさを感じました。
充電ステーションにはモップの自動洗浄と熱風による乾燥機能を搭載します(H12 Coreは自動洗浄のみ)。使い終えた掃除機をステーションにセットすると、ローラーのクリーニングが自動で開始。洗浄後は温風によって乾燥させ、カビや雑菌、不快な臭いを防げます。