6月14日より「TwitterのDMを送れなくなった」という投稿が相次いでいる。Twitterからのこの件についての公式なアナウンスは編集部では確認できていないが、DMを送信できるのが相互フォローの関係にある相手に対してのみに限定されているようだ。
TwitterのDMは、全ユーザーからのメッセージを受信する設定(Twitter for iOSの場合は「設定」→「プライバシーと安全」→「ダイレクトメッセージ」の「すべてのアカウントからのメッセージリクエストを許可する」)を有効にしておくことにより、フォロー関係のないアカウントからのメッセージリクエストを受け付けることができていたが、この設定を行っている相手に対してもDMの送信ができなくなっているという。
ネット上では、DMを解放して広く仕事の依頼や問い合わせを受け付けていたユーザーから、「DMが送れないようなのでメールでご連絡ください」「リプライで連絡お願いします」といった声、あるいは逆の側からの「DMを送りたいので一時的にフォローお願いします」という声が多数みられる。また、この仕様変更の前にDMのやりとりをしていた相互フォロー外の相手とは、引き続きDMのやり取りが継続できているという声もある。
なおこの制限は有料サブスクリプションTwitterBlueの加入者には適用されないという。DMを相互フォローの相手に限定することでスパムDMの排除につながることを期待する声もあるが、スパムDMの送信者がTwitterBlueに加入していれば無制限(前述の全ユーザーからのメッセージを受信する設定が有効な相手のみ)にDMが送信できるとすれば、仕様が変更されたとしてもこの方面の効果は限定的だと思われる。
なおTwitterのDMについては、アプリ開発者/リバースエンジニアのAlessandro Paluzzi氏が6月13日に「TwitterはTwitterBlueに加入していないユーザーが1日に送信できるDMの件数の制限を現在の1日500件から減らそうとしているのではないか」と指摘し、一部で話題になっていた。
いずれにせよ現時点では、仕様の変更が行われているか、何らかのトラブルやテストなのかも含めて状況は不明。公式なアナウンスを待ちたいところだ。