ツイートをまとめて表示するサービス「Togetter(トゥギャッター)」と「min.t(ミント)」を提供するトゥギャッター株式会社は5月12日、ツイートのログを取得してWebページでの表示に対応するサービス「Twilog」を買収したと発表した。あわせてTwitter APIのエンタープライズプラン利用に関する契約の締結も発表している。

  • Togetterが「Twilog」を買収! Twitter APIエンタープライズAPIも正式締結

Twitterは今年に入ってからAPIの有料化や仕様変更を立て続けに行っており、無料だったAPIの提供に依存していたさまざまなサービスがサービス提供を打ち切っていた。これを受けてトゥギャッターでは米ツイッター社と有料APIの契約を正式に締結したほか、さらに全ツイートを取得して表示したり検索したりできるサービス「Twilog」も買収。トゥギャッターが保有する有料APIを活用して同サービスを利用できるようになるとしており、すでにTwilogの機能をTogetterに取り込む形でサービス開発が進んでいるという。

Twilogの開発者であるロプロス氏は発表に寄せて、「Twilogの継続に必要なTwitter APIの利用には多額のコストがかかるため、やむなくサービス停止となっていましたが、Togetter代表の吉田氏に声をかけていただき、Togetterと統合するという形でサービスを再開できる運びとなりました。停止に追い込まれた多数のサービスがある中でも、Twilogに手を差し伸べてくださり、継続の道を開いてくれた、Togetter及び代表の吉田氏に感謝いたします。しばらくは私もサービスの生みの親として、今後の発展に引き続き関わっていく予定です。新しく生まれ変わるTwilogを今後ともよろしくお願いいたします」と述べている。