ツイートをまとめて表示するサービス「Togetter(トゥギャッター)」と「min.t(ミント)」を提供するトゥギャッター株式会社は5月12日、ツイートのログを取得してWebページでの表示に対応するサービス「Twilog」を買収したと発表した。あわせてTwitter APIのエンタープライズプラン利用に関する契約の締結も発表している。
Twitterは今年に入ってからAPIの有料化や仕様変更を立て続けに行っており、無料だったAPIの提供に依存していたさまざまなサービスがサービス提供を打ち切っていた。これを受けてトゥギャッターでは米ツイッター社と有料APIの契約を正式に締結したほか、さらに全ツイートを取得して表示したり検索したりできるサービス「Twilog」も買収。トゥギャッターが保有する有料APIを活用して同サービスを利用できるようになるとしており、すでにTwilogの機能をTogetterに取り込む形でサービス開発が進んでいるという。
Twilogの開発者であるロプロス氏は発表に寄せて、「Twilogの継続に必要なTwitter APIの利用には多額のコストがかかるため、やむなくサービス停止となっていましたが、Togetter代表の吉田氏に声をかけていただき、Togetterと統合するという形でサービスを再開できる運びとなりました。停止に追い込まれた多数のサービスがある中でも、Twilogに手を差し伸べてくださり、継続の道を開いてくれた、Togetter及び代表の吉田氏に感謝いたします。しばらくは私もサービスの生みの親として、今後の発展に引き続き関わっていく予定です。新しく生まれ変わるTwilogを今後ともよろしくお願いいたします」と述べている。
【お知らせ】
— Togetter(トゥギャッター) (@togetter_jp) May 12, 2023
トゥギャッター株式会社は、Twitter APIのエンタープライズプラン利用契約を正式に締結しました。
さらに「Twilog」の買収を実施し、 @ropross さんにご協力いただきつつTogetterに統合するための開発も行っています。
プレスリリースはこちらhttps://t.co/5YkH1YzF0H
【Twilogについてお知らせ】
— ロプロス (@ropross) May 12, 2023
Twitter APIの停止により、ツイートの新規取得を停止していたTwilogですが、この度トゥギャッター株式会社にサービスを譲渡することにより、近日中にツイートの取得を再開できる運びとなりました。https://t.co/XehCHQe6PJ