ASUSは今回のCOMPUTEX 2023において、なんと「ASUS」と「ROG」の2つのブースで出展しています。しかも両方ともが展示場で最も人目を惹く中央に位置しており、エリアも最大級。ROGブースではついに日本でも情報が解禁され、今日から予約受付が始まった「ROG Ally」や、GeForce RTX 20xxシリーズのときに出て以来久々となる「ROG MATRIX」ブランドの超ド級水冷RTX 4090、同社ゲーミングキーボードで採用予定の新スイッチ「ROG NX SNOW」などを発見。

TUF GamingブランドはASUSブースで展示されており、マザーボード背面側にすべての電源端子を搭載するコンセプトモデルや、さらにマザーボード経由で12VHPWR給電を行うグラフィックスカードを見ることができました。大量の写真でご紹介しようと思います。

ROGブース

  • 超満員のROGブース。実は2階建てになっており、キャットウォークから下を見下ろせます

  • 中はこんな感じ。中央にゲーミングノートPCが設置されており、外周をその他デバイスが埋め尽くしていました

  • もちろんROG Allyも展示中。XG Mobileと組み合わせたパワフルなゲームプレイも体験可能

  • ゲーミングノートPCたち。特に目新しいところはありません

  • 個人的にインパクト大、360mmラジエーターを組み合わせる「ROG MATRIX GeForce RTX 4090」です。フレームのような外装デザインが最高

  • アップでも。よく見るとチューブはかなり中のほうまで接続されており、クーラントが循環する領域はそんなに広くないのかも

  • さらに目を引いていたのがWi-Fi 7ルーター。海外ではすでに認可が下りて使用できるようになっている地域もあるらしく、かなり引きが強い製品なんだとか

  • なによりこれはデカすぎ! パソコンにしても十分大きいと感じるレベルですが、天面のクリアパーツで中身が魅せられていて格好いい。型番は「GT-BR98」

  • あとROGブランドからガラス製のマウスパッドが出る模様。ハイスピード系ですが、それでも滑り具合がまだ抑えられている印象でした

  • 「96%レイアウト」なる初めて聞くゲーミングキーボードも展示。フルキー搭載ながら十字キー周辺が詰まっており、テンキーレスと同じくらいの幅に仕上げた製品です

  • 一般的なフルキーボードと比べると一目瞭然。右上に便利なダイヤル型の操作部も搭載していました

  • そして何より要注目なのが新メカニカルスイッチ「ROG NX SNOW」の投入です!いままでRed、Blue、Brownとあったのですが、どれも打鍵音が大きすぎました。ついに大本命、静音メカニカルの登場です

  • 押し心地を比較。打鍵感は軽い力でスッと沈み込むリニア型で、やはりとても静か

  • 完成品PCとしては10リットルケースにi9-13900KFとRTX 4070を専用設計で詰め込んだ製品が展示されていました

  • 幅の狭いラジエーターでサイズと冷却性能を両立

  • NVIDIAが発表したばかりのULMB2のデモもありました。オーバーウォッチ2で体験可能

ASUS(ROG以外全部)

  • 通路を挟んで反対側には、ROGのアグレッシブなデザインと対極をなすようにサステナブルを主張するブースが設置されています

  • 海洋プラスチックを素材に用いたノートPCもExpertbookなどで展開中

  • 先日レビューもしたZenbook S 13 OLEDの姿も

  • プロ向けモニターから展開が始まったProArtシリーズに、初めてグラフィックスカードが登場。シンプルな意匠で格好いい

  • CPUへの負荷はゲームどころではないため、水冷クーラーも投入予定。なんと420mmラジエーターです

  • ProArtでまとめ上げた構成例。黒にさし色の金がさりげなく主張し、シックな雰囲気です

  • モニターの新モデルも。32型4Kです

  • 特徴は左下のこれ。キャリブレーションデバイスを内蔵しており、正確な色再現が行えるとのこと。左下のこの一点しか計測できないような気もします

  • ゲーミング製品の展示もありました。ケーブルの端子をすべて背面に取りまわすことで、すっきり配線できるようになるとのこと

  • なんとグラフィックスカードはスロットに設けられた専用端子で給電できるようになり、硬くて使いにくい12VHPWRケーブルをマザーボード裏面から取り回せるようになります

  • ここにグラフィックスカード用の12VHPWRケーブルをつなぐことで、マザーボードの給電用スロットから電力供給が行われるというわけ

  • 裏面から取りまわしたデモの様子。電源ユニットの配置的が一般的なものではないので参考程度ですが、表面の配線は確かにすっきりしていました

ちなみに、ASUSではCOMPUTEX 2023の特設ページを展開中(外部リンク)。展示されていた莫大な新製品を一覧することが可能です。