Amazonは、スマートスピーカー「Echo」シリーズの新機種として、半球型デザインで4色展開の「Echo Pop」を発表。5月18日に販売開始し、同月31日から出荷する。価格は5,980円。今後、生成AI(ジェネレーティブAI)にも対応予定だという。

  • Echo Pop

    Echo Pop(チャコール)

Echoシリーズの中でもっとも手ごろなデバイスながら、AZ2プロセッサを搭載。球体を斜めにカットしたような半球型デザインの前面方向に49.5mm径スピーカーを配置し、音楽やポッドキャストなどを豊かなサウンドを楽しめるとする。コンパクトなデザインのため、ベッドサイドテーブルやラックなど、限られたスペースにもフィット。カラーはラベンダー、ティールグリーン、チャコール、グレーシャーホワイトの4色。

  • Echo Pop

    49.5mm径スピーカーを内蔵。写真のカラーはラベンダー

  • Echo Pop

    球体を斜めにカットしたような、ユニークな半球型デザインを採用

Echo Popの発表にあたり、Amazon Alexa担当 シニア・バイス・プレジデント兼ヘッド・サイエンティストのロヒト・プレサド(Rohit Prasad)氏は「Alexa対応デバイスは5億台以上購入され、Alexaの利用は昨年(2022年)だけで35%増加した。Echo PopをはじめとするEchoデバイスは、生成AIによるAlexa体験を今後搭載し、進化していく」と述べている。

  • Echo Pop

    Echo Pop(ティールグリーン)の上面

  • Echo Pop

    Echo Pop(グレーシャーホワイト)の背面

現行のEchoシリーズと同様に、音楽やポッドキャスト、オーディオブックを再生したり、天気予報やニュースを確認したり、タイマーやリマインダー、買い物の再注文、友人や家族との通話などで活用できる。

また、Alexa対応のスマートホーム製品やスマートプラグ、スマートリモコンなどと連携して、音声での家電操作に対応。スマートホームデバイスの標準規格「Matter」もサポートし、スマートホーム製品のセットアップも容易にしている。

  • Echo Pop

    製品名に似つかわしい、ラベンダーなどポップなカラーリングが特徴

  • Echo Pop

    Echo Pop(ラベンダー)を正面から見たところ

内蔵スピーカーはロスレスHD音源に対応。IEEE 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)準拠の無線LAN機能を備え、Bluetooth Low Energyもサポートする。本体サイズは99×91×93mm(幅×奥行き×高さ)、重さは196g。

デザインについてはサステナビリティを考慮し、再生利用ポリエステル糸を100%、再生利用アルミニウムを80%使っている。梱包材の99%は、適切に管理された森林やリサイクル資源から調達した木質繊維。デバイスを使っていないときは、消費電力を抑える低電力モードに切り替わる。

  • Echo Pop

    Echo Popの設置イメージ