島村楽器は、河合楽器製作所(以下、カワイ)とのコラボレーションにより開発された電子ピアノ「SCA401」の販売を2023年6月14日より開始する。価格は198,000円。
今回発売となる「SCA401」は、同日発売となるカワイの電子ピアノ「CA401」をベースにしたモデル。日本語有機ELディスプレイを装備しており、音色・内蔵曲の変更など誰もが見やすく直感的な操作が行える。音源部にはカワイのフルコンサートピアノ「SK-EX」を新たにサンプリングした音色「SK-EXコンクールグランド」を搭載し、出力部は4スピーカーシステムを採用。新開発した専用ヘッドホンが付属し「SH-3B」でスピーカーだけでなくヘッドホンにおいてもピアノサウンドを楽しめる。
鍵盤には白鍵と黒鍵全てが木製のシーソー式構造を備えた木製鍵盤「グランド・フィール・スタンダード・アクション」を装備。「鍵盤を押すことでハンマーが上がり、ハンマーが弦を叩く」というグランドピアノの基本的な発音機構を流用した技術により、自然な演奏感が得られる。
そのほか、バイエル、ブルクミュラーなどのポピュラーな練習曲をガイドに従って上達できる「レッスン機能」、好きな鍵盤を指一本で触れてテンポを刻むだけで自然に曲を演奏できる「コンサートマジック機能」など、ピアノを始めたばかりでもすぐにピアノ学習が楽しめる機能を装備する。
島村楽器オリジナルの新機能として、エチュード/バラード/プレリュードなど、クラシックピアノスタイルに合わせた多彩な専用ピアノの音色を6種内蔵。また、癒しの曲・リラックスをテーマにしたソング集を4つのカテゴリーで25曲収録。ピアノを演奏しないときでも、「リラックスソング集」を流すことで、家族や友人とくつろげる空間を演出する。専用アプリ「PianoRemote」では、初心者でもコードが簡単に分かる、聴ける、曲が弾けるようになる「コード辞典」を用意。メジャー/マイナー/7th/sus4などのコードを、どの鍵盤エリアでも分かりやすく表示し簡単に聴くことができるので、コード確認をアプリ上で行える。弾きたいコードの鍵盤位置に色がついて表示されるため、「コードについてよくわからない」という初心者でもその箇所にあわせて指を置くことで、自然とコードを身につけられる。
サイズはW136×D49×H91.5cm(譜面立てを倒した状態)で、質量は58kg。本体のほか、前述のヘッドホン「SH-3B」、高低自在椅子、電源コード、ACアダプター、ヘッドホンフック、スタンドなどが付属する。カラーは島村楽器オリジナルで、モダンブラック(MB)とピュアホワイト(PW)の2色を用意。