ソニーは5月11日、カメラのセンサーサイズの向上、ディスプレイの視認性アップ、フロントステレオスピーカーの搭載といった機能強化を行った5Gスマートフォンベーシックモデルの新製品「Xperia 10 V」を発表した。7月上旬以降に国内キャリアから発売される。
「Xperia 10 V」では、前モデルに引き続き5,000mAhのバッテリーを搭載した5Gスマートフォンとして“世界最軽量”を謳うベーシックモデル(同社調べ)。今回、新たにフロントステレオスピーカーを搭載し、フルスクリーンでの動画視聴時を左右からバランスよく広がるステレオサウンドとともに楽しめる。3.5mmのオーディオジャックを搭載しつつ、ワイヤレス伝送技術LDACにも対応。有線・無線のいずれでもヘッドフォンでハイレゾ音源を楽しめる。
カメラは前モデル同様、超広角/広角(メイン)/望遠の三眼構成。メインの広角レンズはイメージセンサーのサイズを従来の約1.6倍に大型化させており、暗所でもノイズのない撮影が行える。動画撮影時には、光学式/電子式のハイブリッド手ブレ補正を利用できるようになった。ディスプレイの明るさも約1.5倍に向上している。
サイズはH155×W68×D8.3mmで前モデルよりも高さで2mm、幅で1mmのサイズアップとなるが、重さは159gで2gの軽量化。防水/防塵性能を備え、耐落下性/耐擦傷性の高いCorning Gorilla Glass Victusを採用しているので、日常生活で神経質にならずに済む頑丈さとなっている。
また今回のデザインのポイントとして、同社の完全ワイヤレスヘッドフォン「WF-C700N」とまったく同じラベンダー/ブラック/セージグリーン/ホワイトの4色のカラーを採用。統一感のあるコーディネートが可能だ。純正カバーのカラーもこれに合わせた4色展開となる。
主な仕様は下記のとおり。
- CPU:Qualcomm Snapdragon 695
- 内蔵メモリ:6GB
- ストレージ:128GB+microSDXC(最大1TB)
- ディスプレイ:約6.1インチ 有機EL Full HD+(リフレッシュレート60Hz)
- アウトカメラ:超広角 約800万画素(16mm相当、F2.2)+広角 約4,800万画素(26mm相当、F1.8)+望遠 約800万画素(54mm相当、F2.2)
- インカメラ:約800万画素(F2.0)
- Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac
- Bluetooth:バージョン5.1
- バッテリ容量:5,000mAh
- 防水/防塵:IP65、IP68
- 生体認証:指紋認証
- その他の機能:おサイフケータイ対応、
- インタフェース:USB Type-C、3.5mmオーディオジャック
- サイズ/重さ:約W68×H155×D8.3mm、約159g