シャープは5月9日、5Gスマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS R8 pro」を7月上旬以降に発売すると発表した。取り扱いキャリアはNTTドコモとソフトバンク。
別記事にて紹介のとおり、「AQUOS R8 pro」と同時に「AQUOS R8」という機種も発表となっている。それぞれの位置づけは、「AQUOS R8 pro」が前モデル「AQUOS R7」の「とことん趣味を楽しむ」というコンセプトを引き継ぐ直接的な後継機種、「AQUOS R8」は「効率化でゆとりある生活を楽しむ」という新コンセプトを与えられた新ライン。それぞれの価格は、「AQUOS R8 pro」が「AQUOS R7」と同価格帯で、「AQUOS R8」はそれよりは手の届きやすい価格帯になるという。
「AQUOS R8 pro」は、前モデル「AQUOS R7」からライカカメラ監修の1インチイメージセンサーとF1.9/焦点距離19mmのズミクロンレンズを継承。カメラの撮影時に光の状態を測定して補正する14チャンネルのスペクトルセンサーを新たに搭載したことで、朝日や夕焼け、室内照明下などの光の環境に合わせて、より人間の目で見たのに近い色合いでの撮影が行える。
HDR撮影の処理速度は前モデルから約40%向上。バーストモードの2枚目以降の写真でもHDR撮影が可能となっており、逆光や暗所などの条件下でも白トビ・黒ツブレのない写真を高速に撮影できる。
夜間撮影モードとして、通常のナイトモードに加えて星空や花火の撮影用の専用モードを新搭載。AIエンジンの被写体認識による人物/ペット(犬や猫など)への追従の精度も向上している。
CPUは最新のSnapdragon 8 Gen 2。本体背面のカメラリングにCPUやイメージセンサーが発する熱を誘導し、効率的に放熱する独自の放熱設計「サーモマネジメントシステム」により、負荷の高い場面でも高いパフォーマンスを維持できるようになっている。
ディスプレイは1~240Hzの可変リフレッシュレートのPro IGZO OLEDを採用し、ブルーライトの発光量を前モデル比で約50%低減した。HDR映像技術「Dolby Vision」と立体音響技術「Dolby Atmos」で、大画面と合わせて迫力のコンテンツ再生を楽しめる。
最大3回のOSメジャーアップデートと、最大5年間のセキュリティアップデートをサポート。また、認定アクセサリーとして、市販のカメラ用レンズフィルターを装着できる専用ケースも用意される。
主な仕様は下記のとおり。
- OS:Android 13
- CPU:Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2
- 内蔵メモリ:12GB(LPDDR5X)
- ストレージ:256GB(UFS4.0)
- ディスプレイ:約6.6インチ Pro IGZO OLED WUXGA+(1,260×2,730ドット、リフレッシュレート1~240Hz)
- SIM:nanoSIM+eSIM DSDV対応
- アウトカメラ:有効画素数約4,720万画素(F1.9/焦点距離19mm相当)、約190万画素測距センサー/14chスペクトルセンサー
- インカメラ:有効画素数約1,260万画素(F2.3/焦点距離27mm相当)
- Wi-Fi:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax
- Bluetooth:バージョン5.3
- バッテリ容量:5,000mAh
- 防水/防塵:IPX5、IPX8/IP6X
- 生体認証:顔認証(マスク対応)、指紋認証(3D超音波指紋センサー)
- その他の機能:おサイフケータイ/NFC対応
- インタフェース:USB Type-C、3.5mmオーディオジャック