米スポーツ自転車ブランドのスペシャライズドは、軽量e-MTB「Levo SL(リーヴォ・エス・エル)」の新型3種を5月5日に発売した。ラインナップと価格は、「S-Works Turbo Levo SL LTD」が198万円、「S-Works Turbo Levo SL」が192万5,000円、「Turbo Levo SL Carbon」が99万円。

今回発売したLevo SLの新型は、ユニットやバッテリー、フレームなどは3モデルともすべて共通。ブレーキなどの各パーツがグレードによって異なる。

モーターには、自社開発の「Turbo SL1.2」を新しく採用。静音性が高いほか、前モデル「SL1.1」よりもトルクが43%、パワーが33%向上している。また、クラス最高の効率性能と、モーター出力を微調整する「MicroTune」などの省エネ機能により、320Whの内蔵バッテリーで最長5時間の連続航続可能時間を達成した。

  • 自社開発の「Turbo SL1.2」を新搭載

ハンドリング性能は、ドイツの研究チームがカリフォルニアのライドダイナミクスチームと連携し、フレームの走行特性とサスペンションのキネマティクスを設定。SL1.2システムを低重心かつバランスの取れた位置に配置したことなどで高い衝撃吸収性を実現した。

ホイールは前後で径が異なるマレット仕様だ。29インチのフロントホイールは荒れたトレイルでも安定性を、27.5インチのリアホイールは機敏な旋回性を発揮するほか、急斜面を下ってジャンプするときも腰をより低く後ろに引きやすいという。なお、リアホイールはリアピボットのフリップチップを調整することで29インチにも変更可能。ヘッドアングルは63・64.25・65.5度の3種類。

  • S-Works Turbo Levo SL LTD「Black Carbon/Smoke」

  • S-Works Turbo Levo SLの「Gloss Rusted Red/Redwood/White Mountains」

  • S-Works Turbo Levo SLの「Gloss White Mountains/Gunmetal/Silver Dust/Satin Gunmetal/White Mountains」

  • S-Works Turbo Levo SLの「Satin Carbon/Brushed Black Chrome Foil/Silver Dust」

e-Bike用コントロールユニット「MasterMind TCU」を採用し、専用アプリ「Mission Control」と連携できる。アプリからアシストパワーやピークパワーなどのチューニング、カスタマイズが行えるほか、Levo SL初搭載となる「Jump Stats」を備え、ライド中や累積の「エアタイム(ジャンプでの滞空時間)」の把握・分析も可能だ。ディスプレイはヘッドチューブに内蔵している。

  • ヘッドチューブにディスプレイを内蔵

  • アプリ画面

S-Works Turbo Levo SL LTDのサイズは、S2・S3・S4の3サイズをラインナップ。カラーは「Black Carbon/Smoke」のみ。

S-Works Turbo Levo SLもS2・S3・S4の3サイズを用意し、「Gloss Rusted Red/Redwood/White Mountains」、「Gloss White Mountains/Gunmetal/Silver Dust/Satin Gunmetal/White Mountains」(S2、S3のみ)、「Satin Carbon/Brushed Black Chrome Foil/Silver Dust」の3色。

Turbo Levo SL Carbonは、S1、S2、S3、S4、S5の5サイズをラインナップし、カラーが「Gloss Blaze/Black/Silverdust」、「Satin Mystic Blue/Mystic Blue Metallic/Silver Dust」(S1、S2、S3、S4のみ)、「Satin Doppio/Sand/Silver Dust」の3色。

  • Turbo Levo SL Carbonの「Gloss Blaze/Black/Silverdust」

  • Turbo Levo SL Carbonの「Satin Mystic Blue/Mystic Blue Metallic/Silver Dust」

  • Turbo Levo SL Carbonの「Satin Doppio/Sand/Silver Dust」