サムスン電子は6日、ハイエンドスマートフォン「Galaxy S23」シリーズを発表しました。ノーマルの「Galaxy S23」と最上位の「Galaxy S23 Ultra」の2モデルを用意。ここでは、両機種の外観をチェックしたいと思います。

Galaxy S23 Ultra

「Galaxy S23 Ultra」は、約6.8型Dynamc AMOLEDディスプレイを搭載。Quad HD+(3,088×1,440ピクセル)の高解像度ディスプレイとなっています。従来通り、ディスプレイの側面がカーブしていますが、このカーブのエッジ部分が従来より狭くなり、よりフラットなディスプレイになりました。

  • Galaxy S23 ultra

    「Galaxy S23 Ultra」は6.8型ディスプレイを搭載した大画面スマホ

  • Galaxy S23 ultraのカラーバリエーション

    カラーは(左から)クリーム/グリーン/ファントムブラックの3色。ファントムブラックはオンライン限定で、ドコモ版は512GB、au版は512GBと1TBが用意されています

  • Galaxy S23 ultraディスプレイ面

    大型ディスプレイは明るくくっきりとしています

  • Galaxy S23 ultra裏面

    背面はフラットでシンプル

  • Galaxy S23 ultra左側面
  • Galaxy S23 ultra右側面
  • Galaxy S23 ultra上面
  • Galaxy S23 ultra底面

    「Galaxy S23 Ultra」の両側面、上面/底面

  • ディスプレイの端部(側面)
  • ディスプレイの端部(底面)

    ディスプレイの側面がよりフラットになってきました

背面はフラットでカメラ部の出っ張りも小さくなってデザインは好印象。3色のカラーも落ち着きがあって良い感じです。本体底面左にSペンを内蔵しており、手書きも従来通り可能。

  • ドコモ版/au版背面のロゴ

    キャリアからの発売はNTTドコモ/au。ロゴは「Galaxy」ではなく「Samsung」に戻りましたが、ドコモ版のみ、ドコモロゴがいまだに残されています

  • Sペンを内蔵可能

    今回もSペンが内蔵されています。ペンを抜くと自動的にランチャーが立ち上がり、素早く作業が行えます

  • Sペンの書き味

    書き味は従来と大きな変わりはないように感じました

カメラはメインに2億画素、超広角に1,200万画素。光学3倍/10倍の望遠レンズはそれぞれ1,000万画素のセンサーを搭載。メインカメラは超高画素ですが、16個のピクセルを1つのピクセルにするピクセルビニングによって1,250万画素で記録します。

  • 4×4の1,250万画素で記録した作例

    Galaxy S23 Ultraの作例。2億画素という多画素センサーを採用。ピクセルビニングは16個の画素(4×4)を1つの画素として使用し、約1,250万画素で記録されます。室内の照明下ですが安定した描写です

  • 2×2の5,000万画素で記録した作例

    ピクセルビニングを2×2にすることで、5,000万画素での記録も可能。全体として描写が甘くなっていますが、右側の地球儀の文字などは拡大して読めるレベル

  • ピクセルビニングをしない2億画素の作例

    2億画素での撮影。さらに画質は低下し、地球儀を見ると描写しきれていないのが分かります

ナイトグラフィーモードやExpert RAW、天体写真モードなど、特に夜の撮影の機能が強化され、夜景での動画撮影も安定して行えるとアピールされています。また、AFでは4画素ずつ使って位相差を検出することで、速度が約50%改善したそうです。

  • 夜間撮影のシミュレーションとして、夜桜の映像を撮影

    2億画素のピクセルビニングで画素サイズが大きくなり、夜景撮影に威力を発揮する、とされています。これは夜間の桜の映像を撮影したものを投影しているのであまりよく分かりませんが、上部の天井に映像が反射している部分やディスプレイの周囲の暗部など、露出は適切です

  • ちょっと距離をとっての撮影

    少し離れて撮影すると、明暗差が激しくても適切に撮影しており、ノイズもよく抑えられています

  • さまざまなカメラモード

    カメラモードには通常撮影に加え、プロモードやExpert RAWモード、ナイトモードなどがあります

  • 天体写真モード

    Expert RAWモードには天体写真モードもあり、星空に適した撮影ができるようになります。撮影には三脚など端末の固定が必須です

  • 天体写真モードの天体表示機能

    天体写真モードでは現在地をもとに上空の天体を表示する機能も搭載しています

4K動画による撮影。暗所でも手ブレは強力に働き、安定した動画撮影が可能です

他にも、Snapdragon 8 Gen 2 For Galaxyの搭載で、ゲームをはじめとした重量級のアプリも快適に動作するとしています。ゲームプレイ中にバッテリーに充電せずに給電だけ行うモードもあり、バッテリー寿命や発熱への影響が抑えられるそうです。

通信機能ではミリ波や5G SA、Wi-Fi 6Eに対応するなど、ハイエンドらしい性能に加え、512GBと1TBのストレージ大容量モデルも用意されています。

Galaxy S23

「Galaxy S23」は、ハイエンドで(比較的)コンパクトなボディ。約6.1型のDynamic AMOLEDディスプレイを採用し、解像度は2,340×1,080ピクセルのフルHD+となっています。ディスプレイもフラットで、背面のカメラ部は「Galaxy S23 Ultra」と同じようにレンズだけが飛び出る形になっています。

  • Galaxy S23

    ノーマルの「Galaxy S23」。こちらもドコモ/au/楽天モバイルから発売

  • 「Galaxy S23」のカラーバリエーション

    ドコモとauはクリーム/ファントムブラック/ラベンダーの3色、楽天モバイルはラベンダー以外の2色となっています

  • Galaxy S23 ディスプレイ面

    今回もフラットディスプレイの「Galaxy S23」。サイズも手頃で持ちやすさは「Galaxy S23 Ultra」よりは良くなっています

  • Galaxy S23 背面

    縦に並ぶ3眼カメラ。背面はシンプルなデザイン

  • 「Galaxy S23」左側面
  • 「Galaxy S23」右側面
  • 「Galaxy S23」上面
  • 「Galaxy S23」底面

    側面もシンプルで、ボリュームキー/電源ボタン/USB Type-Cポートがあるだけ

サイズ以外では、カメラがメインが5,000万画素となり、超広角と光学3倍の望遠というトリプルカメラ構成。メインカメラは4画素を1つの画素として使うピクセルビニングにより、1,250万画素で記録されます。

「Galaxy S23 Ultra」と同じく、ミリ波/5G SA/Wi-Fi 6Eに対応。ストレージは256GBモデルのみになります。

Galaxy A54 5G

「Galaxy A54 5G」は、6.4型の有機ELディスプレイや約5,000万画素のメインカメラ、5,000mAhの大容量バッテリを搭載し、安価で5G端末を利用できることを目指したモデル。ドコモとauからの発売となります。

  • 安価に5G対応端末を実現する「Galaxy A54 5G」

  • 「Galaxy A54 5G」のカラーバリエーション

    カラーはドコモ版がオーサムバイオレット/オーサムグラファイト/オーサムホワイト/au版がオーサムホワイト以外の2色

  • 「Galaxy A54 5G」ディスプレイ面

    約6.4型の有機ELディスプレイは大きく鮮やか

  • 「Galaxy A54 5G」背面

    背面はガラスパネルを使ったフラットボディ。カメラが3つ縦に並ぶデザインはSシリーズとも共通

  • 「Galaxy A54 5G」右側面
  • 「Galaxy A54 5G」左側面
  • 「Galaxy A54 5G」上面
  • 「Galaxy A54 5G」底面

    側面のシンプルなデザインもSシリーズと同様。5Gミリ波に対応しないため、側面にアンテナ用のギャップがないのでスッキリとしています