UL Solutionsは3月30日(現地時間)、提供中のグラフィックス性能計測向けベンチマークソフトウェアスイート「3DMark」において、AMD FSR 2.2のパフォーマンス計測に対応したと発表した。「AMD FSR feature test」から実行できる。

  • 3DMark、AMD FSR 2.2に対応した「AMD FSR feature test」

AMD FSR 2.2はAMD Radeonシリーズのほか、NVIDIA GeForceシリーズでも実行可能な超解像・アンチエイリアス技術。今回3DMarkに追加されたのは現行最新バージョンのFSR 2.2で、ベンチマークではTAA(Temporal Anti-Aliasing)との比較を行える。これによってAMD FSR 2.2適用時のパフォーマンスやレンダリングの品質について条件を揃え、詳細な検討が行えるようになる。

テストでは「Speed Way」を2回実行する。テストにおける対応デバイスの互換性を高めるため、DirectX RaytracingなどのDirectX 12 Ultimate固有の機能は無効化されており、最初の実行ではTAAを使用してシーンをレンダリングしてベースライン性能を測定。2回目の事項では低解像度でシーンをレンダリングし、任意のFSR品質モードを使用して選んだ解像度にアップスケーリングする。

  • 3DMark内に比較検討用のツールが内蔵されており、同シーンを並べて表示したり、最大32倍まで拡大して表示したりできる

対応する3DMarkのライセンスは、Advanced EditionとProfessional Edition。