米Twitter社のイーロン・マスクCEOは、4月15日からTwitterの「おすすめ」タブに表示されるアカウントと、Twitter投票に参加できるアカウントを、認証バッジを取得したアカウントのみに制限すると発表した。「高度なAI botに対処する唯一の現実的な方法」だとしている。

マスク氏は現地時間3月27日、自身のツイッターにて「4月15日から、認証済みアカウントのみがおすすめに表示されるようになります。これは、高度なAIボットに乗っ取られることに対処する唯一の現実的な方法です。そうでなければ、絶望的な負け戦になります。同じ理由で、投票にも認証が必要になります」とツイートした。

つまり、Twitterユーザーのいいねやリツイートなどの傾向に基づいて、Twitterがおすすめのツイートを表示する「おすすめ」タブに表示されるアカウントと、Twitter投票に参加できるアカウントは今後、有料サブスクリプションサービス「Twitter Blue」に加入し青い「認証バッジ」を取得したアカウントに限られるということになる。

続けて、botアカウントの認証バッジに関して「利用規約を守り、人間になりすまさないのであれば、問題ありません」とも語った。

現在では、青い「認証バッジ」は、Twitter側からリクエストを承認された従来のものと、「Twitter Blue」に加入して貰えるものが混在している状況にある。Twitterでは先日、従来の青い認証バッジを4月1日に削除すると発表していた。

ネット上では「変わるねー」「優遇されたくて金払ってんじゃないよ…頼むから大人しく今まで通りにしててくれ」「『加入するとこれができるように』よりも、『加入しないとこれができなくなる』が目立つなぁ」「別のSNSに移住だ(白目)」などの声が寄せられた。