Appleは3月28日、「iOS 16.4」と「iPadOS 16.4」を提供開始した。適用すると、iPhoneやiPadで動物や手のジェスチャー、物などの新しい絵文字21個が使えるようになるほか、写真アプリの“重複項目”アルバムで、iCloud共有写真ライブラリ内の重複する写真やビデオを検出可能になる。
iOS 16.4では新たに、電話アプリでセルラー回線を使って通話するときにも“声を分離”が使えるようになり、周囲のノイズを抑えて自分の声を相手に届けやすくなるという。iPhone 14/14 Proシリーズについては、衝突事故検出機能の最適化を図っている。
iPadOS 16.4では、メモAppで描画中や手書き中に発生する、Apple Pencilの反応に関する不具合を修正。11インチiPad Pro(第4世代)と12.9インチiPad Pro(第6世代)では、メモAppや対応アプリにおいて、書く前にあらゆる角度での筆跡をプレビューできるよう、Apple Pencilのポイント機能で新たに傾斜角と方位角をサポートする。
このほか、iOS/iPadOS 16.4共通のアップデート内容として、ホーム画面に追加したWeb Appの通知や、VoiceOverの天気Appの地図への対応、子ども向けの“コミュニケーションの安全性”の警告機能などを強化している。バグ修正やセキュリティアップデートも含む。
アップデート内容の詳細は以下の通り。
iOS 16.4
- 絵文字キーボードで、動物、手のジェスチャー、物などの21個の新しい絵文字を使用可能
- ホーム画面に追加したWeb Appの通知
- セルラー通話で“声を分離”を使用して、自分の声を優先し、周囲のノイズを遮断することが可能
- “写真”の“重複項目”アルバムで、iCloud共有写真ライブラリ内の重複する写真やビデオの検出にも対応
- VoiceOverが天気Appの地図に対応
- 光の点滅やストロボ効果がビデオで検知された場合に、表示を自動的に暗くするアクセシビリティ設定を追加
- 子どもの“コミュニケーションの安全性”で、子どもがヌードを含む写真を送受信したときに警告する機能を親/保護者が設定可能
- 子どもからの承認と購入のリクエストが親/保護者のデバイスに表示されないことがある問題を修正
- Matterと互換性のあるサーモスタットをApple Homeとペアリングしたときに、サーモスタットが反応しなくなる可能性がある問題に対応
- iPhone 14とiPhone 14 Proモデルでの衝突事故検出の最適化
iPadOS 16.4
- 絵文字キーボードで、動物、手のジェスチャー、物などの21の新しい絵文字を使用可能
- 11インチiPad Pro(第4世代)および12.9インチiPad Pro(第6世代)の“メモ”または対応しているAppで、書く前にあらゆる角度での筆跡をプレビューできるように、Apple Pencilのポイント機能に傾斜角と方位角の対応を追加
- ホーム画面に追加したWeb Appの通知
- “写真”の“重複項目”アルバムで、iCloud共有写真ライブラリ内の重複する写真やビデオの検出にも対応
- VoiceOverが天気Appの地図に対応
- 光の点滅やストロボ効果がビデオで検知された場合に、表示を自動的に暗くするアクセシビリティ設定を追加
- 子どもの“コミュニケーションの安全性”で、子どもがヌードを含む写真を送受信したときに警告する機能を親/保護者が設定可能
- メモAppで描画中や手書き中に発生する可能性があるApple Pencilの反応に関する問題を修正
- 子どもからの承認と購入のリクエストが親/保護者のデバイスに表示されないことがある問題を修正
- Matterと互換性のあるサーモスタットをApple Homeとペアリングしたときに、サーモスタットが反応しなくなる可能性がある問題に対応