NVIDIAとCD PROJEKT REDは3月22日(現地時間)、サンフランシスコで開催中のGame Developers Conferenceにあわせて、提供中のゲーム『Cyberpunk 2077』にパストレーシング技術を活用したグラフィックスのデモを実施した。現時点でゲームには搭載されていない。
パストレーシングとは、実質的にすべての光源が物理的に正しく扱うことで、さらに忠実度の高いグラフィックスで描画する技術。今回のデモではNVIDIA GeForce RTX 40シリーズが内蔵するShader Execution Reorderingを活用してGPU動作を最適化したほか、DLSS 3を用いて描画負荷を分散。これによってゲームプレイに要求される実用的なレンダリング時間を実現したとしている。
あわせて、ゲーム開発者向けには「RTX+ Path Tracing SDK 1.0」の配布を開始。これによってゲームへのパストレーシング実装がより容易になるとしており、『マインクラフト』『Portal』『Quake II』に続くパストレーシング対応タイトルの開発に役立てられるという。