Skebは3月1日、「SkebのAIに対するスタンスとAI生成データを検出するAIの導入につきまして」と題したページを公開し、AI生成データの納品に対するポリシーを明らかにした。同サービスでは、2018年から一貫してクリエイターが直接制作したイラスト・マンガのみを納品物と認めている。

  • Skeb、AI生成データを検出するAI導入 - そもそもAI生成データの納品は禁止

米Hive社と契約を締結し、AI生成データを検出するAIを導入したという内容。これまでもSkebでは、Google Cloud Vision APIを活用して盗難クレジットカードの現金化を阻む策を講じてきたほか、NSFWコンテンツの検出やリクエストメッセージの翻訳にもAI機能を活用。サービス向上にAIを活用してきたとしている。

今回、納品物がAI生成データであるかどうかの判断にもAIシステムを採用。場合によってはクリエイターに対して製作工程を問い合わせたり、作業中のデータの確認も実施予定。不正利用かどうかを判断し、深刻度に応じて警告や取引のキャンセル、新規リクエスト募集の永久停止を行うとしている。なお、この検出AIの導入によってクリエイター側が新しく対応する必要のある作業はない。