伝統的な料理に関する体験型旅行サイト「Taste Atlas」は、ユーザーからの評価が低かった世界の料理ランキング「Worst Rated DISHES in the World(世界で最も評価の低い料理)」のワースト100を発表した。このランキングで、日本から2つの料理がランクインしてしまったようだ。
このランキングでは、日本から評価の低い料理として、34位に「雷おこし」がランクイン。東京名物、浅草土産として知られる和菓子の一つだ。江戸時代後期に登場し、浅草寺近くの露天商で売り始めたのが発祥とされている。Taste Atlasによると、「もともとはピーナッツが入っていたが、現在では他のナッツやドライフルーツ、チョコレート、ゴマなどが入っており、抹茶やキャラメルなど、エキゾチックで面白い味もある」とのこと。具体的な評価はLike(好き)が0%、Indifferent(無関心)が88%、Don't like(嫌い)が12%となっている。いや、雷おこし、美味しいし。
さらに24位には、ナポリには存在しない料理としてもお馴染みの「ナポリタン」がランクインしている。戦後間もなく、横浜市のホテルニューグランドの料理長・入江重忠が米兵が食べていたスパゲッティとトマトソースの料理にヒントを得て考案したとされている、日本独自のスパゲッティ料理だ。Taste Atlasの説明によると、「茹ですぎた」スパゲッティとケチャップ、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルーム、ソーセージ、ハム、ベーコンなどを組み合わせて作る日本料理だとされる。具体的な評価は、Like(好き)が33%、Indifferent(無関心)が67%、Don't like(嫌い)が0%だ。いや、ナポリタンのアルデンテとかダメでしょ。
ちなみに、低評価ワースト10の料理をみてみると、10位はパンのスープ「Brotsuppe」(ドイツ)、9位はビーフシチューの一種「Scouse」(イギリス)、8位は揚げたピザ「Scottish Deep-Fried Pizza」(スコットランド)、7位は仔牛の頭からなる料理「Tête de veau」(フランス)、6位は羊の肝臓を使った料理「Devilled Kidneys」(イギリス)、5位はキャンディ「Anis de Flavigny」(フランス)、4位は蜘蛛のフライ「Fried Spider」(カンボジア)、3位は多層ピザ「Pizza Cake」(カナダ)、2位は冷凍魚のサラダ「Indigirka Salad」(サハ共和国)、1位は乾燥サメ肉「Hákarl」(アイスランド)だった。どんなものなのか、一度でいいから食べてみたい。
ネット上では「バロット(孵化直前のアヒルのゆで卵)が78位だ?どんな評価基準だバカタレ!www」「納豆の姿が見えないだと・・!?」「俺はナポリタンよりトマトの缶詰を使ったパスタの方が苦手だな」「おこしは見た目がクランチ菓子に似てるだけに噛んだ時のなんじゃこりゃ感がすごいのかもしれない」などの声が寄せられた。