セイコーウオッチの高級ブランド「グランドセイコー」から、「スポーツコレクション」としてレギュラーモデルが登場する。発売日は3月10日、価格は163万9,000円。ムーブメントには「スプリングドライブ クロノグラフ GMT」を搭載している。

  • <グランドセイコー> Sport Collection スプリングドライブ クロノグラフGMT(SBGC253)

グランドセイコーは1960年の誕生から、最高峰の腕時計を目指す意思を込めて、百獣の王と称される「獅子」をブランドのシンボルに用いてきた。今回登場する新作は、獅子の姿を屈強な外装で体現したレギュラーモデルだ。

ケースの造形で特徴的な点は、金属塊の角を切り落としたような、大胆な形状のかん足(バンド取り付け部の張り出し部分)。大きく張り出した獅子の爪から着想を得ており、ザラツ研磨による仕上げとヘアライン加工を組み合わせて、屈強なシルエットを強調した。また、重心は低く設定しており、安定感ある装着性とする。

  • 獅子の爪から着想を得たという特徴的なケース形状

シャイニーホワイトのダイヤルには、獅子のたてがみを思わせる専用の型打ち模様を施した。差し色には赤褐色を採用している。時分針とアワーマーカーにはグリーンのルミブライト(蓄光塗料)、ベゼルとGMT針にはブルーのルミブライトを塗布し、暗所での視認性を確保した。

  • ライオンのたてがみのような型打ち模様。立体的で幅広なインデックスは時刻が読み取りやすい

  • 暗い場所でも時刻の判読性が高い

ケースとブレスレットの素材はブライトチタン、ケースサイズは外径44.5×厚さ16.8mm、風防は内面無反射コーティングのデュアルカーブサファイアガラス、防水性能は20気圧。搭載するスプリングドライブムーブメント「キャリバー 9R86」は、平均月差±15秒(日差±15秒)となる。パワーリザーブは約72時間。

  • シースルーバックの裏ぶたには、うっすらと獅子の紋章が描かれている

  • プッシュボタンは、くぼみつつ、凹凸があるため押しやすい

  • スライド式のアジャスターを採用