フランス中部のリヨン近郊にて、世界各国のパティシエたちが国別対抗で、技術を競う大会「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」が、現地時間1月20日、21日にわたって開催され、日本代表が優勝した。16年ぶり3度目の優勝だそうだ。これにネットで祝福の声が相次いだ。

「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」は、「洋菓子のワールドカップ」を意味し、1989年から2年に一度開催されている大会だ。各国3人一組のチームが10時間という制限時間内に飴細工、チョコレート細工、氷細工の工芸課題と、シェア・デザート、レストラン・デザート、アントルメ・グラッセなどの試食課題で、パティシエとしての技能を競う。

今大会では、強豪のフランスや、イタリアを抑えて、見事日本が優勝した。これまで日本は1991年、2007年に優勝している。しかし、それ以降は5大会連続で2位という成績だった。今回の優勝は、16年ぶり3度目となる。なお、計8度優勝しているフランスは2位、前回大会優勝のイタリアは3位となっている。

審査委員長のピエール・エルメ氏は、日本のパティシエたちの「細部へのこだわり、忍耐力、献身さ」に感銘を受けたとのこと。また、日本の風と軽さをテーマにしたデザートは、審査員から高く評価されたそうだ。

今大会は「気候変動」がテーマで、各チームはチョコレートや砂糖などを使った大型の展示用作品や、レストラン向けのデザートなどを作成した。展示用作品の作成過程は、本大会の日本チーム公式Instagramで見ることができるので、ぜひ一度見てほしい。

ネット上では「なんか…、うれしい。おめでとうございます😃」「日本の洋菓子は世界一💪🤩おめでとう!」「日本金メダル🥇おめでとうございます。クジラの作品圧巻でした!」などの声が寄せられた。