NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社は1月6日、Android 12以降を搭載したスマートフォンでの緊急通報機能についての注意喚起を一斉に行った。

連名発表というわけではないが内容は各社共通しており、関係各所からの苦情や報告を受けた動きとみられる。内容は、Android 12以降のスマートフォンに搭載されている「緊急SOS」という機能に関するもの。

  • 設定画面の例(Pixel 7/Android 13)

    設定画面の例(Pixel 7/Android 13)

事前に設定しておくと、いざという時に電源ボタンを5回連打するだけで緊急通報や緊急連絡先(家族など)への情報共有、大音量アラームの鳴動といったアクションが実行される。日本の場合は「緊急サービスへの発信」という設定項目の初期値として110番が入力されているため、特に誤発信の可能性が高い番号として挙げられていると思われる。

誤発信を避けるには、「設定」→「緊急情報と緊急通報」→「緊急SOS」→「緊急SOSの使用」と進み、緊急SOS機能そのものをオフにするか、その下位メニューにある「緊急サービスへの発信」を個別に切る方法がある。