セイコーウオッチは2023年1月13日に、「プレザージュ」ブランドの「クラフトマンシップ」シリーズから、セイコーの腕時計110周年を記念した限定モデルを発売する。世界限定2,500本(うち国内750本)、価格は220,000円。

  • セイコー腕時計110周年記念限定モデル <セイコー プレザージュ>クラフツマンシップシリーズ 琺瑯ダイヤル(SARW065)

新作の「SARW065」は、1913年(大正2年)にセイコーが世に出した国産初の腕時計「ローレル」をオマージュしたというモデル。初代のローレルは、2014年に日本機械学会から「機械遺産」として認定されている。

SARW065では、初代ローレルの丸みある独特のフォルムを現代の技術で再現。ボックス型の風防にはサファイアガラスを用い、りゅうずも初代ローレルと同じ大型のものだ。時計本体と引き通しストラップは可動式パーツでつないでいる。ストラップの素材には高い通気性と柔らかな装着性を持つ鹿皮革を採用した(ストラップ裏は耐久性の高いカーフ)。

  • ノスタルジックなダイヤルデザインが目を引く

  • 針の形状やアラビアインデックスの書体にも注目

もうひとつの見どころは、初代ローレルと同じ「琺瑯(ほうろう)」のダイヤル。琺瑯職人の横澤満(よこさわみつる)氏監修のもと、一枚一枚を焼き上げている。つややかな光沢と温かみのある質感、そして長く色あせない美しい白が特徴だ。ダイヤルのアラビアインデックスも当時の書体を忠実に再現している。

また、初代ローレルではスモールセコンドだった6時位置のサブダイヤルを、針式の日付表示に変更。9時位置にはパワーリザーブインジケーターを新たに配置している。時分針、日針、パワーリザーブ針には、1913年当時と同様の繊細な形状の針を採用した。裏ぶたには「LIMITED EDITION」とシリアルナンバーが入る。

  • 特徴的な「4」の書体

  • 現存する初代「ローレル」

ケース素材はステンレススチール、ケースサイズは外径37.5×厚さ12.6mm、風防は内面無反射コーティングのボックス型サファイアガラス、防水性能は5気圧。手巻き付き自動巻きの機械式ムーブメント「キャリバー 6R27」のパワーリザーブは約45時間。