2023年1月発売のG-SHOCK新製品を実機写真とともに紹介。高度な技術や斬新な発想によって、ますますCMF(Color、Material、Finish)開発の幅を広げるG-SHOCK。2023年にはブランド誕生40周年を迎え、新規デザイン要素やカラーの追加、人気モデルの進化復刻など、注目のアイテムが目白押しだ。

人気モデル「DW-001」が進化して復刻!「G-B001」

  • カシオ、G-SHOCK、G-B001

    左から「G-B001MVA-1JR」「G-B001MVE-9JR」「G-B001MVB-8JR」

1994年に登場した「DW-001」。マスクを被ったようなフェイスデザインは当時の大ヒット映画のキャラクターになぞらえて「ジェイソン」の愛称でファンに親しまれた。

そのDW-001が、G-SHOCK 40周年を機に復刻。しかも、オリジナルモデルのカプセルタフ構造を維持しつつ、「メタルカバード」「カーボンコアガード構造」といった現代G-SHOCKのテクノロジーを投入して復刻。「カプセルを開ける楽しみ」も加わり、ベゼルカバーを外すと、その下からステンレスベゼルが現れるというユニークな構造に注目だ。

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    G-B001MVE-9JRのカラーは、DW-001でも人気だったイエロー

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    G-SHOCKの中でも特に個性的なフェイスデザインを再現

  • カシオ、G-SHOCK、G-B001

    ベゼルカバーを取り外すと、レインボーIPのステンレスベゼルが現れる

新機能としては、Bluetoothによるモバイルリンク機能や、残照機能付きLEDバックライトを搭載。なおかつDW-001よりコンパクトなサイズ(50.3×47.0×18.7mm)を実現した。ちなみに、バンドも工具なしで容易に付け替えが可能なスライドレバー付きバンドとなっている。

重さは75g。駆動は電池式で、電池寿命は3年。DW-001にはサーモセンサーが搭載されていたが、G-B001Mでは見送られた。

カラーバリエーションは3種類。イエロー×レインボーベゼルの「G-B001MVE-9JR」(44,000円)、グレー×ゴールドベゼルの「G-B001MVB-8JR」(33,000円)、ブラック×シルバーベゼルの「G-B001MVA-1JR」(34,100円)をラインナップする。

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    ベゼルカバーを外した状態のG-B001MVA-1JR(左)とG-B001MVB-8JR(右)。この状態で使う楽しみも

DW-001でも人気色だったイエロー(G-B001MVE)は特別モデルとして、交換用のベゼルカバーとバンド(ともに樹脂製)が付属、12通りの組み合わせが楽しめる。

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    G-B001MVE-9JRのみ交換用のベゼルカバーとバンドが付属する

G-B001を取り上げている別記事、『G-SHOCK、あの「ジェイソン」が着脱式ベゼルをまとって現代に甦った』、『レジェンドモデルが帰ってきた - 時を経て復刻した「G-B001」発表会から』もご覧いただきたい。

レーザー刻印で電子回路を表現した「GMW-B5000TCC」

初代G-SHOCK「DW-5000C」をフルメタル化した人気モデル「GMW-B5000」シリーズに、スペシャルモデル「GMW-B5000TCC-1JR」が登場。

GMW-B5000が搭載するモジュール「3459」のサーキットボードの柄を、ブラックIPとレーザー刻印で時計全体に描画。鏡面研磨した地金の上にレーザーで回路図を刻印、これをブラックIPで着色し、さらにレーザー刻印を行うことで奥行き感を演出している。

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    「GMW-B5000」シリーズに使用されているモジュール基板を描いた「GMW-B5000TCC-1JR」

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    レーザー刻印を2回にわたって行い、濃淡を表現した「サーキットボードカモフラージュ」

  • カシオ、G-SHOCK、GMW-B5000TCC

    モジュール番号「3459」が刻まれている

  • カシオ、G-SHOCK、GMW-B5000TCC

    ケースとバンドの製造プロセス(左から右への順)

  • カシオ、G-SHOCK、GMW-B5000TCC

    パーツ構成をイメージさせるディスプレイ

ケースとバンドの素材は、日本製鉄が開発したチタン合金「TranTixxii」(トランティクシー)を採用。軽くて肌に優しいチタンの特徴に加え、純チタンの約2倍という高い硬度を持つ。

スクリューバックの裏ぶた、耐摩耗性に優れるDLC処理STN-LCD(液晶)、タフソーラー駆動、Bluetoothによるモバイルリンクやマルチバンド6対応電波時計など、そのほかの仕様はシリーズ共通。価格は214,500円。

エマージェンシーカラーのRANGEMANとMUDMASTER

過酷な自然環境に立ち向かう男たちをサポートするG-SHOCK「MASTER OF G」シリーズから、エマージェンシーカラーのイエローをアクセントカラーとしたRANGEMAN(レンジマン)「GW-9400YJ-1JF」が登場する。

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    エマージェンシーカラーのRANGEMAN「GW-9400YJ-1JF」

  • カシオ、G-SHOCK、MASTER OF G、RANGEMAN(レンジマン)

    誰ですか、レンジマンというよりワー〇マンと言ったのは!?

  • カシオ、G-SHOCK、MASTER OF G、RANGEMAN(レンジマン)

    バンド裏もイエロー。着用した状態でもチラリとアクセントカラーがのぞく

高度、方位・気圧、温度のトリプルセンサーをはじめ、電波時計やソーラー駆動、「ボタンガードシリンダー構造」のセンサーボタン、カーボンファイバーインサートバンドといった仕様は、ベースモデルの「GW-9400」と同様。価格は55,000円。

なお、防泥構造を持つMUDMASTER(マッドマスター)にも、イエローがアクセントの「GG-B100Y-1AJF」が登場。こちらもカラー以外はベースモデル「GG-B100」と同様だ。価格は53,900円。

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    MUDMASTERにも「GG-B100Y-1AJF」が登場。こちらもイエローがアクセント

  • カシオ、G-SHOCK、MASTER OF G、MUDMASTER(マッドマスター)

    重機を連想させるカラースキームがMUDMASTERに似合う!

開いたカプセルはどこだ!? Lucky Dropシリーズ

「カプセルトイ」をイメージしたLucky Dropシリーズが登場する。3つのカラー(モデル)をラインナップ。イエローの「DW-5600GL-9JR」(17,050円)、オレンジの「DW-6900GL-4JR」(17,050円)、レッドの「GA-110GL-4AJR」(21,450円)と、G-SHOCK定番の3本だ。

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    カプセルトイをイメージしたLucky Dropシリーズ

ポップなカラーとクリア樹脂を組み合わせ、おなじみのカプセルトイを表現。中でもDW-5600GL-9JRとDW-6900GL-4JRには、文字板にカプセルのイラストがびっしりと描かれている。このカプセルのイラストの中には、ひとつだけカプセルが開いているものがあるので、ぜひ探してみよう!

  • カシオ、G-SHOCK、Lucky Drop

    「DW-5600GL-9JR」のボタン機能表記にはカプセルのイラストが

  • カシオ、G-SHOCK、Lucky Drop

    さぁ「空いたカプセル」を見つけてみよう!

  • カシオ、G-SHOCK、Lucky Drop

    「DW-6900GL-4JR」は秒表示窓の中心がカプセルに。芸が細かい!

  • カシオ、G-SHOCK、Lucky Drop

    こちらは上級編。スマホで見ている場合はピンチアウト(拡大)推奨

  • カシオ、G-SHOCK、Lucky Drop

    シリーズ唯一のデジアナコンビモデル「GA-110GL-4AJR」

  • カシオ、G-SHOCK、Lucky Drop

    こちらにも、ベゼル内径に沿ってカプセルのイラストが

と、そんな遊び要素は接客時の小ネタや気になる人との会話のきっかけになること間違いなし!(本当は忘年会や新年会のタイミングで欲しかった?) 楽しそうでキャッチーなデザインは、プレゼントにも最適だろう。なお、基本仕様は各ベースモデル(「DW-5600」「DW-6900」「GA-110」)と同様だ。