アテックスは11月28日、マッサージクッションなどで知られる「ルルド」ブランドから、不眠症の緩和をうたう抱き枕型の電位治療器「ルルド メディカルハグピロー」(以下、メディカルハグピロー)を発表しました。発売日は2022年12月20日。価格は19,800円。

  • ルルド メディカルハグピロー メインビジュアル

    ルルド メディカルハグピロー メインビジュアル

実は、10月にアテックスが開催した製品発表会にてメディカルハグピローもお披露目されていました。発表会時点では発売未定でしたが、今回正式に発売日が決定。ここからは、発表会のプレゼンテーションの様子をお届けします。

  • メディカルハグピローの展示ブース(10月の製品発表会より)

メディカルハグピローは、本体にマイナス電位を発生させる電位シートを内蔵した抱き枕。スイッチを入れると電位が発生する仕組みで、抱きしめると機器と身体の間に電位の差が発生し、それが身体に作用することで不眠症をやわらげる効果があるそうです。

アテックスは、創業当時から折りたたみベッドなど寝具の販売も手がけています。中でも、20年前から展開しているマットタイプの家庭用電位治療器「IONESS(イオネス)」は、販売実績40万台を突破するベストセラーのアイテム。

  • マットタイプの家庭用電位治療器「IONESS」

一方、ルルドブランドでは、数年前から快適な睡眠のためのアイテム拡充にも力を入れています。例えば、医学博士が提唱する「理想の呼吸法」をエアバッグの動きでガイドする、ヌイグルミ型のユニークな快眠アイテム「ルルド おやすみグースピー」(2020年11月発売)などがあります。

今回の製品は、電位治療器を身近でリーズナブルな価格で提供したいという思いのもと、これらのアイテムを応用し、抱き枕型で実現したユニークなアイテムです。

製品紹介のプレゼンテーションを行ったアテックスの佐藤奈津貴氏は、電位治療について「電位とはマイナス電荷をもつエネルギー。電位治療はマイナス電位を発生させて、その中に身体を置くことで不眠症をやわらげる効果があるというもので、厚生労働省からも効果効能が正式に認められた治療機器」と説明しました。

  • 製品紹介を行ったアテックスの佐藤奈津貴氏。抱き枕としての心地よさと、コードレス、かつスリット部分に手を入れて固定できる仕様など、睡眠中の使い勝手のよさにもこだわったそう

電位治療のモードは-150vと-300vの2種類を搭載。コンディションに合わせて電圧を選択できます。

おもしろいのは「振動モード」を搭載していること。一般的に電位治療は起動中であっても身体への刺激を感じにくいものだそうですが、起動時に電位治療の開始を振動によって知らせてくれます。約5分後に自動でオフ。振動が不要な時は、もちろんオフにすることもできます。

  • 操作部。Type-CのUSBケーブルで充電する

リチウムイオン充電池を搭載し、コードレスで使用できるのもポイント。「コードがないので睡眠中に絡まったりする心配もありません」と佐藤氏。約3.5時間の充電で約6時間連続使用でき、約2時間で自動オフになるタイマーも搭載し、電池の消耗も防いでくれます。

抱き枕といえば触り心地も重要な要素ですが、中材には低反発ウレタンを採用し、身体にフィットしてもっちりとしたやわらかさを実現。外側は高密度の起毛素材を使用したなめらかな肌触りで、電位治療の有無にかかわらずとても心地よい抱き枕。付属のカバーはさらっとした手触りで、洗濯機でも洗える仕様です。

  • シーツのようなサラッとした肌触りの洗えるカバーも付属

サイズは幅約550×長さ265×高さ140mm、重量約1kg。充電用ACアダプターと絶縁シートも付属しています。