Twitterのアカウントが本物であるかどうかを示す青色の「認証バッジ」がついたアカウントで、名前が変更できなくなったと多くのユーザーが報告し、騒動になっている。
Twitter社は、実業家のイーロン・マスク氏が買収を完了し、新CEOに就任してからというもの、目まぐるしい頻度でさまざまな施策を打ち出している。なかでも新しい「Twitter Blue」サブスクリプションサービスの導入開始は大きな話題となっている。このサブスクリプションサービスでは月額7.99ドル(約1,200円)を払うことで、青色の「認証バッジ」を取得できるのだ(ただ、このTwitter Blue、記事執筆時点では、英語版Twitterで導入を開始した後、「The Verge」などによると、新規申し込みが停止となっているようだ)。
Twitterのアカウント名の後ろに、イベントの告知やステータスなどを書き込み、頻繁に名前変更を行っているユーザーは少なくないだろう。マスク氏は、「なりすましアカウントは永久凍結する」という方針を示していた。アカウント名が変更できないのは、なりすまし問題への対処の一環という可能性があると見る向きもあるようだ。
Going forward, any Twitter handles engaging in impersonation without clearly specifying “parody” will be permanently suspended
— Elon Musk (@elonmusk) November 6, 2022
日本のTwitterユーザーのあいだでも、「アカウント名が変更できない」という報告が相次いでいる。例えば、ヴィジュアル系エアーバンド・ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さんは自身のTwitterにて「公式マークの着いたTwitterアカウントは名前が変えられないという噂を聞いて試したら本当だった…エラーが出て完了できない…永遠の38歳…」というコメントとともに、エラーメッセージが表示された画像を投稿している。鬼龍院さんは年齢をカウントする数字をアカウント名に追加記載する運用をしていたのだが、今回の件により、アカウント名が「鬼龍院翔(38)」で固定されてしまい、誕生日が来たとしても39歳になることができなくなってしまったようだ。
公式マークの着いたTwitterアカウントは名前が変えられないという噂を聞いて試したら本当だった…エラーが出て完了できない…永遠の38歳… pic.twitter.com/lVOfv7gHao
— 鬼龍院翔(38) (@kiryuintw) November 12, 2022
このほか、ホロライブ所属のVTuber・猫又おかゆさんも自身のTwitterにて「【悲報】ツイッターの名前が変更できなくなり猫又おかゆ、無限休暇編へ入る」とツイート。猫又さんは10月15日より1カ月の活動休止を報告。それに伴いアカウント名に「休暇中」と入れていた。
【悲報】ツイッターの名前が変更できなくなり猫又おかゆ、無限休暇編へ入る pic.twitter.com/N27zjDpdFo
— 猫又おかゆ🍙休暇中 (@nekomataokayu) November 12, 2022
ネット上では「そうなんだよね名前変えられない。昔の認証アカウントも変えられない✋(^-^)」「コミケ参加者でサークルの場所とか名前に付けてた人が困ってるのを見た。その他、宣伝的な文句を名前に付けてる人は多くてやっぱり困ってる模様」「事前説明なしのそれは😳」などの声が寄せられた。