キヤノンは10月27日、家庭用インクジェットプリンター「PIXUS」シリーズのプレミアムモデル「XK110」、ハイスペックモデル「TS8630」と、大容量インクタンク「GIGA TANK」搭載ビジネスインクジェット「G3370」「G1330」を発表した。いずれも価格はオープン。

  • キヤノンがPIXUSシリーズとGIGA TANKシリーズの新製品を発表。主力モデルで、家族そろって使える新機能を搭載した

XK110

「XK110」は、プリント / コピー / スキャンに使えるA4インクジェット複合機のプレミアムモデル。11月10日より発売する。実売価格は44,000円前後。

  • プレミアムモデル「XK110」

仕事、学習、ライフといったシーンごとに使う機能をタブ形式で切り替えられる「Switch UI」を新たに採用。ユースシーンに応じて操作を簡略化しており、より少ない操作で作業を完了できる。ディスプレイは2.7インチのタッチパネル式。

インクシステムは、PGBK/C/M/Y/顔料BKの5色独立インクタンクを使用。総ノズル数は4,096で、印刷解像度は4,800×1,200dpi。ランニングコストはL判写真(ふちなし)で約9.8円/枚、A4普通紙でカラー約3.9円、モノクロ約1.5円と低く、家庭で使う際の負担も軽くなる。L判写真(フチなし)の印刷速度は約16秒。

給紙容量は、給紙カセットに100枚(普通紙)、後トレイに100枚(はがき40枚)をセット可能。スキャン解像度は2,400×4,800dpi。自動両面プリント、12cmCDメディアプリント、SDメモリーカードのダイレクトプリントなどにも対応する。インタフェースはIEEE802.11ac/a/b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW372×D345×H142mm(カセット収納時)、重さは約6.6kg。

TS8630

「TS8630」は、プリント / コピー / スキャンに使えるA4インクジェット複合機のハイスペックモデル。11月10日より発売する。実売価格は40,000円前後。

  • 売れ筋モデル「TS8630」

「かんたんモード」をUIに採用しており、操作を簡略化することで素早く簡単に印刷できる。ディスプレイは4.3インチのタッチパネル式。インクシステムは、C/M/Y/GY/染料BK/顔料BKの6色独立インクタンクを使用。総ノズル数は6,656。L判写真(フチなし)のランニングコストは約22.1円/枚で、印刷速度は10秒と高速だ。その他の機能や仕様はほぼ共通。

G3370

「G3370」は、特大容量タンク「GIGA TANK」を搭載するA4インクジェット複合機のエントリーモデル。12月上旬より発売する。実売価格は34,000円前後。

  • 柔らかなデザインに一新したGIGA TANKのエントリー複合機「G3370」

ブラックインクボトル(別売り)1本分の容量で、A4文書約7,600ページ、カラーインクボトル(別売り)の場合はA4約8,100ページの大量印刷が可能。インクコストは、A4モノクロ文書で約0.4円/枚、A4カラー文書で約1.0円/枚と、圧倒的な低ランニングコストを達成する。

インクシステムは、4色の特大容量タンクを使用。総ノズル数は1,792で、印刷解像度は4,800×1,200dpi。給紙容量は、後トレイに100枚(はがき40枚)をセットしておける。液晶パネルは1.35インチで、バックライトを備えたことで操作時の視認性が向上した。

スキャン解像度は600×1,200dpi。インタフェースはIEEE802.11ac/a/b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW416×D557×H268mm(使用時)、重さは約6kg。

G1330

特大容量タンク「GIGA TANK」を搭載するA4インクジェットプリンターのエントリーモデル。12月上旬より発売する。実売価格は27,000円前後。

  • GIGA TANK搭載プリンターのエントリーモデル「G1330」

「G3370」から、コピーとスキャン機能、ディスプレイを省略している。インタフェースはUSB 2.0。本体サイズはW416×D557×H267mm(使用時)、重さは約4.6kg。インクコストなどその他の機能や仕様は「G3370」ほぼ共通。