エプソン販売は10月6日、インクカートリッジ方式の家庭用インクジェット複合機「カラリオ」シリーズの新商品3機種5モデルと、はがきプリンター「PF-81-2023」を発表した。全モデル10月20日より発売する。価格はいずれもオープン。大容量インクタンクを搭載する「エコタンク搭載モデル」は、2021年モデルを継続販売する。
今回発売する「カラリオ」3機種5モデルは、使用しているプラスチックの約30%をリサイクル素材(再生プラスチック)とした。再生材を使用することで、石油由来のプラスチック使用量を削減し、資源循環に貢献する。機能面で共通するのは、スマートフォンで簡単にプリントできるアプリ「Epson Smart Panel」のアップデート版に対応すること。
今回発売の「カラリオ」は、5年間のサポートを行うサービス「カラリオスマイルPlus」に対応する。サポートプランは、修理料金をエプソンが全額負担する「全額サポートプラン」と、半額を負担する「半額サポートプラン」の2種類。自宅までの本体引き取りも無料で、利用回数に制限もない。本体買い換えの際には、余った未開封インクカートリッジをエプソンダイレクトショップのポイントに交換するサービスもある。
料金は、カートリッジモデルの場合「全額サポートプラン」が5,500円、「半額サポートプラン」が3,300円。エコタンク搭載モデルの場合「全額サポートプラン」が8,800円、「半額サポートプラン」が5,500円。
EP-885AW/AB/AR
「EP-885AW/AB/AR」は、プリンタ / コピー / スキャン機能を備えるA4カラーインクジェット複合機。本体カラーはホワイト(マット)、ブラック(光沢)、レッド(光沢)の3色を用意。エプソンダイレクトショップ直販価格は39,050円。
6色独立型の染料インクカートリッジを採用し、解像度は5,760×1,440dpi。給紙容量は、前面2段カセットにそれぞれ普通紙100枚をセットでき、背面に手差し(1枚)用トレイを備える。印刷速度は、A4写真用紙(光沢)で約50秒、L判写真用紙(光沢)で約13秒。ディスプレイはタッチパネル式の4.3型液晶を装備する。
機能面では、自動両面プリント、ディスクレーベルプリント、SDメモリーカードのダイレクトプリントなどに対応。スキャン用に主走査1,200dpi/副走査4,800dpiのCISセンサーを搭載する。インタフェースは、USB 2.0×2、IEEE802.11b/g/n。本体サイズはW349×D527×H184mm(使用時)、重さは約6.7kg。
EP-815A
「EP-815A」は、前面ディスプレイが2.7型のモデル。エプソンダイレクトショップ直販価格は30,250円。印刷速度は、A4写真用紙(光沢)で約61秒、L判写真用紙(光沢)で約13秒。本体サイズはW390×D598×H196mm(使用時)、重さは約6.8kg。その他の仕様はほぼ共通。
EP-715A
「EP-715A」は、前面ディスプレイが1.44型のモデル。エプソンダイレクトショップ直販価格は23,650円。給紙容量は、カセット1段のみで最大100枚。自動両面プリントには非対応だ。印刷速度は、A4写真用紙(光沢)で約67秒、L判写真用紙(光沢)で約17秒。インタフェースは、USB 2.0×1、IEEE802.11b/g/n。本体サイズはW390×D504×H163mm(使用時)、重さは約6kg。その他の仕様はほぼ共通。
PF-81-2023
「PF-81-2023」は、毎年使える十二支分のハガキテンプレートなど1,000種類を本体に内蔵するはがきプリンター。エプソンダイレクトショップ直販価格は59,950円。
9型のタッチパネルを備え、ワイヤレスキーボードが付属。プリンタだけで年賀状を作成できる。住所録なども本体内に保存可能だ。インクシステムには、4色一体型の染料インクカートリッジを採用し、解像度は5,760×1,440dpi。給紙容量はハガキ最大20枚(A5最大50枚)となっている。年賀状やハガキのプリントだけでなく、A5サイズまでの印刷にも使える。
インタフェースは、USB 2.0×2、IEEE802.11b/g/n。本体サイズはW352×D296×H338mm(使用時)、重さは約2.6kg。