アドビは9月30日 、画像編集ツール「Adobe Photoshop Elements 2023」および動画編集ツール「Adobe Premiere Elements 2023」を発表した。価格はそれぞれ19,580円で、2製品のバンドル版は27,280円。

  • 滝などの写真に動く要素「ムービングエレメンツ」を追加する新機能

最新バージョンではAdobe SenseiによるAI機能を搭載したほか、テキストやキーワードタグ、探索セクションから選んで目的の操作を検索できるステップバイステップのガイド付き編集検索が加わった。

静止写真の滝や雲あるいは背景部分に、映画のように動く要素「ムービングエレメンツ」を追加したり、Adobe Senseiの処理によって動きを追加したりして、MP4またはGIFとして保存し、SNSで共有することが可能となった。

また、写真に背景やパターン、空などを挿入して仕上がりを向上させたり、コラージュやスライドショーのテンプレートを使って写真を加工したりできる。写真に奥行きがあるように見せるピークスルーオーバーレイも備えた。

  • ピークスルーオーバーレイ

Adobe Premiere Elementsには、動画に適用できる100以上のオーディオトラックや新しいエフェクトを追加。

パフォーマンスと安定性も向上し、Apple シリコンのネイティブサポートによりM1搭載Macではインストールが最大35%高速化、起動時間が50%短縮、アプリケーションサイズが48%縮小、起動時間が最大70%短縮したとする。

なお、Adobe Photoshop Elements 2023やAdobe Premiere Elements 2023で作成した写真や動画に外出先からアクセスして表示や作成、共有できる新しいWebおよびモバイルコンパニオンアプリをベータ版(英語のみ)として提供する。